ニッケイ物語#6: いただきます 2!新・ニッケイ食文化を味わう

あなたが食べているものは、どのようにあなた自身のアイデンティティを反映していますか?コミュニティが結束し、人々が一つになる上で、食はどのような役割を果たしているのでしょう?あなたの家族の中では、どのようなレシピが世代を越えて受け継がれていますか?「いただきます2!新・ニッケイ食文化を味わう」では、ニッケイ文化における食の役割を再度取り上げました。

このシリーズでは、ニマ会メンバーによる投票と編集委員による選考によってお気に入り作品を選ばせていただきました。その結果、全5作品が選ばれました。

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その他のニッケイ物語シリーズ: 

#1: いただきます!ニッケイ食文化を味わう 
#2: ニッケイ+ ~混ざり合う言語、伝統、世代、人種の物語~ 
#3: ニッケイ人の名前:太郎、ジョン、フアン、ジョアオ? 
#4: ニッケイ・ファミリー: 記憶、伝統、家族観 
#5: ニッケイ語:家族、コミュニティ、文化の言葉 

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母にとって厳しい時代は、私にとっては素晴らしい思い出がいっぱい

母はいつも「全部食べるんだよ、捨てるのはもったいないから」と言っていました。他界してからすでに2年が経ちますが、今でもとても恋しく思うことがあります。「味の素が無くなったら、醤油と砂糖で味付けなさい」とも言っていました。そのようなアドバイスは今も鮮明に覚えています。また、「不機嫌で調理すると、料理もまずくなるよ」と口うるさく言っていましたが、確かにその通りです。料理は、怒らず愛情を込めてつくるものです。

母も、祖母(沖縄県の人は「オバー」と呼ぶ)も、あまり感情を表に出すことはありませんでした。二人とも夫をかなり早くに亡くしたので ...

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スザノから全伯に広がるヤキソバ発祥の地の誇り — 製麺所と文協がタイアップ

コロニア発で全伯に浸透し、今では広く伯人に親しまれるようになった『YAKISOBA(ヤキソバ)』―。ただし、日本で一般的なのはソースヤキソバなのに対し、どうしてブラジルでは山のように具がのった餡かけヤキソバが広まったのか―。この謎は「コロニア七不思議」の一つと言われるほど経緯が不明だった。ところがその陰には、スザノ市の広谷製麺所の存在と、会館維持の為の資金源にしようと同地文協を陰ながら支える婦人会活動にあったことが分かった。〃ヤキソバ発祥の地〃スザノを訪れ、知られざる普及の裏話を聞いた。

今では聖市セントロ界隈ではセー広場やアニャンガバウーのブラジル人経営の庶民的バール1のメニューに「YAKISOBA」と堂々と書かれている。

レストランで食べる高級料理の「寿司・刺身」は主にブラジル人富裕層や中産階級に広まったのに対し ...

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イタダキマスの余裕はなかった!

 「イタダキマス」って何? 私が子供時代を過ごした戦後のカナダでは聞いたことがありません。グリーンウッド(ブリティッシュコロンビア州中南部の街)には日本語学校はありませんでした。唯一似ているのは、食卓の一番良い席に着こうとする兄や姉に押された時に言った、「イタイ!」とか「イタイナ!」でした。当時の私たちは皆、「カナダ化」、それもアングロサクソン系のカナダ人文化への同化を何より望んでいました。聖心学院で私たち生徒が習った歌といえば、『アイルランドの瞳が微笑むとき』や、『ローモンド湖(注:スコットランド民謡)』でした。学校のイベントで修道女に支給されたピーナッツバターとジャムのサンドイッチとココアは、日本食に比べれば味気ないものでしたが、ごちそうでした ...

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松茸のスキヤキ

シアトルでの私の家族のキノコ狩りシーズンは、実家の広い窓際にある毎日家族が食事をしていた大きなテーブルを囲んで話し合うことから始まりました。カスケード山脈やオリンピック半島、シェルトンといった有名な松茸狩りスポットでの友人知人の目撃情報を、テーブルを囲んで徹底的に分析しました。信じられないことに、ハックルベリーの茂みの下で松茸を発見した年もありました!どの日系人家庭にも、家宝とも言える自分たちだけの秘密の松茸狩りの場所がありました。子供たちは秘密を守ることを誓わされ、いとこにでさえ口外しないよう厳しく忠告されました。私は、婚約者のハンク・ヤマムラとキノコ狩りに行くことを知った両親に、家族の秘密の狩り場を教えないよう、あからさまにくぎを刺されたこともありました。

忘れられないキノコ狩りの思い出があります。大量の松茸を見つけた場所に近いキャンプ場で、母が松茸のスキヤキを作ってくれた時のことです。カスケード山脈への長いドライブを経て、秘密の狩り場に到着し、主要高速道からは見えない場所に慎重に車をとめました。私たちは別々の道を行くことで、テリトリーを広げる作戦に出ました。車から降りると ...

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Natto: A Love Story

I love natto. But it wasn’t always that way. My mom gave me my first taste when I was around seven or eight years old and it didn’t go well. I gagged and begged her for a cup of water to wash the bitter taste out of my mouth. “It’s good for you,” she said, but I swore right then that not a single, slimy, smelly bean would ever touch my lips again.

Growing up, I put it on the same list with things like tamago gohan and tazukuri—weird foods that my parents and grandparents ate ...

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