ハビエル・ガルシア・ウォング=キット

(Javier García Wong-Kit)

ハビエル・ガルシア・ウォング=キットはジャーナリストで、リマのサンマルティン・デポレス大学のコミュニケーション学科の学士で、教員でもある。ビジネス誌「ヘスティオン」では、グルメについて執筆しており、ペルー日系人協会の機関誌「KAIKAN」でも様々な記録やストリーを書いている。彼のブログはこちら: www.viajesdeescritorio.lamula.pe

(2015年4月 更新)

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サンドラ・ナカムラの空間と芸術的表現

芸術的な表現は、世の中に存在する芸術家の数だけある。アーティスト一人ひとりが、一つの作品に自分の技術や技法、意味を込めて独自の世界をつくる。サンドラ・ナカムラ・ラム(リマ市、1981年生まれ)氏の作品はとても特徴的で、デザインされた空間の中には、歴史的背景やコンセプト、さらには社会的メッセージが表現されている。

サンドラの空間への意識は、彼女の専攻した建築学の影響を受けているのだろう。しかし、作品の中に機能性より創造性を見出したとき、サンドラは大学を中退し、芸術性を追い求めることにした。限られたスペースの中で、枠に縛られないものを表現し続けて10年、彼女は、「アーティストは、職業ではなく ...

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日系のサッカー選手:ボールに魅了された物語 - パート2

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ペルーのサッカー界では1950年代から80年代には、多くの日系人選手がファンの熱気を沸かせたが、それ以降は海外でも注目されるようになった。ペルー国内では岩崎兄弟がよく知られているが、プロリーグを構成する16チームの中にも実は日系人の存在があったのである。この時代から中央大会も分散し、地方大会とリマ首都圏大会に分かれる。

コキ平野(”Coki”HIRANO)選手が日本でプレーするようになったのは1980年であり、そのときフォーワードのエミリオ村上(Emilio MURAKAMI)選手も一緒だった。その後この二人は、スカイカラーのユニフォームが特徴であるスポルティーン・クリスタルというチームで再会し、1983年にはタイトルを手にしたのである。このチームには、40歳までプレーしたベテラン名選手ペドロルイス・ラロサ(通称 ...

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日系のサッカー選手:ボールに魅了された物語 - パート1

南米でサッカーに対する情熱は一言では現せないが、ほぼ一世紀前にペルーにやってきた日本人の子孫である日系人にも当然魅了したことは言うまでもない。当時、この国ではまだサッカーはそんなに盛んではなかったが、1950年代から今日に至るまで多数の日系人がプロ選手になり、ペルー代表チームのメンバーになったものもいることはあまり知られていない。

多くの日系選手は、記録が紛失したり、たくさんのペルー人選手のリストに埋もれてしまった。下部組織やジュニアチームに所属し、中には2部や地域リーグで活躍したものもいる。しかし、比較的多くの日系選手がリマ、ウアラル、チクラヨ、またはタララという名門サッカーチームのアイドル的存在になったのも事実である。

中には、母方もしくは祖母方が日系人の選手もいるが、その場合は日本人の名字を持たないため日系人の間でもあまり具体的なことが知られていない。その中には、1950年代にウアラル出身のルイス・ラローサ兄弟の存在がある。母親が、アントニア・ラローサ松田である ...

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ペルーで話される日本語表現

言葉というのは、グローバリゼーションが進む前から、世界中を越境しながら、ときには別の国の言語の中でアクセントを変えながら表現されてきた。何が原因で他の言語に広まり、日常生活で使用されるようになるのだろうか。

ペルーでは、日本文化のプレゼンスはかなり大きく、日本語は若者だけではなく大人の間でも、日本の商品や地元メディアで紹介されているアニメなど様々な媒体を通じて、日常生活に定着している。その結果、日本語であるにもかかわらず、本来の意味を厳密かつ正確に表現していないこともある。

英語のように社会全体に普及し、誰もが意味を理解している日本語の単語がある。「空手」、「カラオケ」、「津波」がその例である。英語では「クローゼット(closet)」、「ランチ(lunch ...

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Anthony Aoki, promesa del fútbol peruano

Si el fútbol es el rincón de optimismo de los peruanos, la selección es su máxima expresión. En ese entusiasta escenario, todo joven futbolista conoce una misteriosa palabra: promesa. Anthony Tadashi Aoki Nakama tiene 17 años y fue capitán de la sub 17 que disputó el Sudamericano este año, un joven que ha visto cambiar su vida por el deporte que mueve masas y en el que espera forjarse una profesión. 

Tadashi, que jugaba en el campeonato interno de AELU defendiendo los colores del Carper, recibió una oferta de Sporting Cristal ...

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