インタビュー
開拓精神へ捧げる(英語)
(英語) 僕はね、僕らがやってることがサンフランシスコを象徴しているとは思ってないです。『桑港囃子』は1世と2世の人達に捧げたんだけれども、でも単に日系の一世や二世だけじゃないんです。アメリカは移民の国でしょ、みんないろんなとこからやって来てるんだよね。僕もドイツ系、ロシア系、イスラエル系、フィリピン系、韓国系、中国系、南米系の、いろんな生徒を教えてるでしょ。『桑港囃子』は開拓精神に捧げられた曲だから日系の一世や二世のことだけじゃないんです。彼らに捧げるのと同じだけ、僕の生徒の、例えばフィリピン系の人達の開拓精神にも捧げられてるんだよね。そう、だから正確にはサンフランシスコを象徴してる訳じゃないんですよ。でも外国へ行って『I left my heart in San Francisco』を聴くと、すごく良いんです。「ああ、僕はサンフランシスコの人間なんだなあ」って思うんですよ。でもみんなは僕がそんな風に、自分はサンフランシスコの人間だ、なんて感じてるとは思ってないみたいだけどね。
日付: 2005年1月27日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: アート・ハンセン、ソージン・キム
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター