バショウカジキの話(日本語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(日本語)魚の話はしましたか?

I*:いいえ。録音してもいいですか?

もちろん。ちょっと型破りですけどね。ちょうどラリーがメイコ・シャークに取り組んでいた時、ビル・ミッチェルは、相当釣りにはまっていたようです。ビルは、ゼネラルモーターズでラリーの上司でした。当時会社は、つまりラリーは、メイコ・シャークのデザインをしていたのですが、メイコ・シャークはショーカーで、次世代のスティングレイの前身となる車でした。

それでビルは、実際はシャーク(サメ)ではありませんが、その車を自分が飼っていた何かの魚と同じ色にしたかったようなのです。ビルのオフィスの壁側には水槽があり、飼っていたのは確かバショウカジキでした。青と濃紺で、腹部の方は白っぽい魚ですね。とにかくビルは、その魚にこだわっていて、何度も「(車体の)色が違う。」と突き返したそうです。塗装し直した車を見せに行っても、「違う。その色じゃない。」と言って戻されるので、彼らが何をしたかと言うと、ラリー曰く、皆で朝早くビルのオフィスに忍び込んで魚を盗み、車の色に合うように魚の方を塗り直したそうです。ビルは、車を見て、「うーむ。なるほど。」と言って魚に目をやり、結局全てうまく行ったそうです。

ですからラリーは、ただ単に真面目一本、デザイン一筋、というわけではなく、面白い人でした。ラリーは、職務を全うするためには何をすべきか知っていました。変わった話ですが、何度も繰り返し語られているようです。僕が彼にこの話の信憑性を聞いた時も、「うん、本当の話だよ。」と言っていましたから、実話なのでしょう。

* ”I” はインタビュアー(アキラ・ボック)

日付: 2011年9月14日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アキラ・ボック
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

automobile Bill Mitchell design Larry Shinoda

ニッケイヒーロー:私たちの模範となり、誇りを与えてくれる人

9月30日まで投稿を受け付けています。

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