ディスカバー・ニッケイ

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第七章 フードファイト
モルガン・タケタに利用されてから、私はほぼ2週間、アマゾンの梱包材とプチプチで包まれたベッドで寝ています。残念ながら、私が滞在しているマンハッタンのアパートのルームメイト、リサにとっては、私のベッド…

平原 直美 • 2017年3月4日


第二十八話(前編) 27 年ぶりの里帰り
「マッサが帰ってくるんだって!」 「えっ!?シバタさんとこの?」 「そう。三男のマサヒロが帰ってくるんだって!」 「何年ぶりかしら?」 「20数年かねぇ?」 マサヒロが生まれ育ったプレジデ…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2017年2月6日


第六章「私たちはアメリカを信じる」
私たちはマンハッタン島の南側にあるバッテリーパークのレストランに座っています。モーガンは、数か月前にオープンした新しいレストランだと言う。どうやらアメリカではレストランが頻繁にオープンしたり閉店した…

平原 直美 • 2017年2月4日


第五章 ― Yelp による死
「これは本当に素晴らしかった」と、親友のリサが手縫いした布ナプキンで唇を拭った後、モルガン・タケタは言った。口の端にはまだお好み焼きソースの茶色い跡が少し残っていたが、私は何も言わないでおこう。銀行…

平原 直美 • 2017年1月4日


第二十七話(後編) 天からの贈り物
前編を読む >> ひらりちゃんへ こんにちは。徳永涼子です。おばあちゃんです。 突然でびっくりしたでしょう。全然お返事しなくて、本当にごめんなさい。 ひらりちゃんが書いてくれた手紙(全部で2…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2016年12月26日


第四章 川のように深い
イースト ハーレムのディープズ ブッチャー ショップは、ニューヨーク市の他の地域で見たものとはまったく異なります。確かに、肉類の大きな冷蔵ケースはありますが、壁の大部分は本のケースで覆われています。…

平原 直美 • 2016年12月4日


第二十七話(前編) 天からの贈りもの
わたしの名前は「ひらり」です。珍しくて、いい名前ですって?みんながそう言ってくれます。なんで「ひらり」って? ママが選んでくれました。日系ブラジル人のママは高校を卒業して、すぐに日本へ出稼ぎに行き…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2016年11月17日



第二十六話(後編) 「帰ってきちゃダメ!日本で頑張れ!」
前編を読む >> 残業を終え、ケイは家に戻った。郵便受けを開けてみるとチラシでいっぱいだった。「日本語が読めたらいいんだけどなぁ」と一枚ずつ見ていると、一通の手紙が届いていた。 急いで家に入り、…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2016年10月27日


二つの陣営に挟まれた福原家
カリフォルニア州ロスオソスのサンルイスオビスポ郡の小さな町にある私たちの別荘には、本当に「貪欲な読書家」である素敵な隣人がいます。この女性の一番好きな文学ジャンルは、断然歴史小説です。彼女は普段ノン…

アーサー・A・ハンセン +1 • 2016年10月13日


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