ディスカバー・ニッケイ

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公聴会(英語)

(英語)私は、スーと一緒に行きました。それから、ヒロ・タカスガワさんという男性も連れて行きました。彼は素晴らしい人物で、第442連帯戦闘団の兵士でした。 私たちは、ミーティング会場の裁判所へ入って行くところで、ある第一次大戦の退役軍人とすれ違いました。確か彼の名は、ベルナスコーニさんだったと思います。立ち止まった彼は、ヒロを見てこう言いました。「私は、米国在郷軍人会にも加勢してもらおうと思って今日ここに来た。君たちも私たちと同じ側で兵士として戦っていたなんて知らなかった。」それは、非常に力強い瞬間でした。 そして私たちは裁判所に入り、コミュニティの人たちと小規模のミーティングを行い、公園局は、計画を発表しました。そしてヒロが皆の心を掴みました。私たちは、そこにいる全ての人たち(女性)に、「家に帰って皆さんのご主人に伝えて下さい」と言いました。彼女たちの夫は、ほとんどが水道電力局の職員でした。水道電力局は、町で最大の雇用主であり、この案に反対していました。それで私は、「家に帰って今日聞いたことをご主人に伝えて。」と言ったのです。彼らは、相手は日本人で、これは戦争か何かだと思っていたようです。我々は日本のスパイだとか、そんなうわさが立っていました。 とにかく、このキース・ブライトという勇敢な男性は、自身の政治的危機を顧みず、郡の了承を得るために先頭に立ち、計画を前進させてくれました。でも、皆の心を動かしてくれたのはヒロでした。(ロサンゼルス)トレード・テクニカル大学の教員だった彼には、素晴らしいコミュニケーションスタイルが備わっていました。そして、第442連帯戦闘団の兵士だったヒロには語るべき物語があり、私たちに語り聞かせてくれました。その後、私たちは晴れて議会に赴くことができたのです。


カリフォルニア州 強制収容所 政府 インヨー郡 マンザナー強制収容所 政治 アメリカ合衆国 第二次世界大戦下の収容所

日付: 2013年7月17日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: ショーン・ハマモト

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター; Japanese American Bar Association

語り手のプロフィール

ローズ・マツイ・オチ氏は、1938年12月15日カリフォルニア州ロサンゼルス東部に生まれました。第二次世界大戦の勃発により、当時まだ幼かったオチ氏は、一家と共にサンタアニタ競馬場跡地に強制収容されました。その後、一家は、当時の日系アメリカ人強制収容所の一つであったローワーに鉄道で移送されました。強制収容所から釈放されたオチ氏の両親は、国外退去を命じられましたが、市民権専門の弁護士がこれを覆し、両親を助けました。オチ氏は、一家の辛い体験を通して不当な扱いを知り、不正を正すことを学びました。

オチ氏は、人権や社会正義のために戦うことを目指し、法律の道に進むことを決意しました。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で学士号を取得した後、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校で理学修士号を取得し、ロヨラ法化大学院で法学士を取得しました。彼女は、貧困層のための弁護士、「レジー」としてU.S.C. Western Center on Law and Povertyでキャリアをスタートさせ、共同登録弁護士としてセラーノ対プリースト裁判に携わりました。この裁判は、教育の機会平等のための法改正に挑んだ画期的裁判でした。以後オチ氏は、カリフォルニア州認定弁護士、司法委員、懲戒審査官を務め、ロサンゼルス郡弁護士会のための初代AA運営委員会メンバーにもなりました。

また、近年ではツナキャニオン日系人抑留所の保存に貢献し、同抑留所は議会からの歴史遺産認定を受けました。オチ氏は2020年12月亡くなりました。 (2020年12月)

ノーマン・ヨシオ・ミネタ

初期の戦時民間人転住勾留委員会(CWRIC) (英語)

アメリカ合衆国元運輸長官(1931年生)

ノーマン・ヨシオ・ミネタ

法案442 (英語)

アメリカ合衆国元運輸長官(1931年生)

ノーマン・ヨシオ・ミネタ

最後のハードル、レーガン大統領 (英語)

アメリカ合衆国元運輸長官(1931年生)

スミコ・コザワ

収容所の病院で働く (英語)

花屋 (1916-2016年)

エヴェリン・ヨシムラ

共通点 (英語)

コミュニティ・アクティビスト

エヴェリン・ヨシムラ

『Gidra』の背景を理解 (英語)

コミュニティ・アクティビスト

エヴェリン・ヨシムラ

『Gidra』の内容 (英語)

コミュニティ・アクティビスト

マイク・ムラセ

強制収容について(英語)

コミュニティ・アクティビスト