ダリル・モリ

(Darryl Mori)

ダリル・モリは、芸術や非営利事業に関する執筆を専門とし、ロサンゼルスを拠点に活躍しています。三世、南カリフォルニア出身のモリ氏は、UCLAやボランティアをしている全米日系人博物館など幅広い分野へ寄稿しています。現在、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインにて、ファンドレイジングや渉外関係に従事しています。

(2012年12月 更新) 

culture en ja es pt

「トランスパシフィック・ボーダーランド」展: アーティスト竹田信平の舞台裏

「僕の作品は、メガホンのように何かを話しているようだと言う人もいます」と竹田信平は語る。「それから網のように何かを捕まえようとしているように見えると言う人もいます。(その二つは)まったくの別物ですが、両方になり得るというのはいいですね」。

完全に異なる視点をつなぐことは、竹田氏にとって珍しいことではない。映像、写真、音楽、パフォーマンス、絵画、織物、書といった多様な媒体を使って活動するビジュアル・アーティスト・映像作家である竹田氏は、多様性の真価を知っている。

一方で竹田氏は、世界の異文化に対する独自の幅広い視点も提示する。日本で生まれ、メキシコとドイツに拠点を置き活動する竹田氏は、より一層グローバル化の進む社会を象徴している。現在竹田氏は ...

続きを読む

war en ja

折り紙と平和:日系アメリカ人の視点で見る広島の折り鶴  

「私はいつも友人たちに、日本文化では全ての小さなことが何かを象徴し、意味していると好んで伝えてきました」と言うリチャード・ワタナベさん。

ロサンゼルスの全米日系人博物館(JANM)で15年間ボランティアをしているワタナベさんは、広島訪問から最近戻ったばかりです。第二次世界大戦中に破壊的な原子爆弾が投下された広島は、平和を象徴する折り鶴で国際的に知られるようになりました。

南カリフォルニア大学ケック医学校の予防医学および生理学・生物物理学分野の教授であるワタナベさんは、人類遺伝学の学会で日本を訪れた時、広島やその他の地域の先祖ゆかりの土地に足を運ぶ時間を作りました。 

「私の両親は2人とも広島にルーツがあります。私は四世で、父方の曽祖父は官約移民期(1800年代後半に日本政府がハワイに契約労働者を送った時期)に渡米しました。父方の祖父は、父がまだ小さかった頃、家族を連れて広島に戻りました。その後父は、1950年代前半まで米国に戻りませんでした ...

続きを読む

identity en ja es pt

全米日系人博物館・新館長 グレッグ・W・キムラ博士へのインタビュー

「遠く離れていた時も、博物館を常に身近に感じていました」 こう語るのは、この度、全米日系人博物館館長に就任したグレッグ・W・キムラ博士(G.W. Kimura)です。

「私は、随分前から博物館のメンバーであり、その活動をサポートしてきました。少なくとも年に一度はロサンゼルス周辺に来ることがあり、その度に家族と一緒に博物館に立ち寄っていました。博物館を訪れることは、私にとって特別な意味があるんです。そうですね、巡礼のようなかんじでしょうか。このような美しい場所で、日系コミュニティの体験が語られている様子を目の前にすると、私は息を吹き返したような気持ちになります。私は、博物館を訪れる度に感動し ...

続きを読む

culture en ja

『折り紙:無限の可能性』展 - 学芸員メーヤ・マッカーサーさんへのインタビュー

「私の折り紙との最初の出会いは、子供時代にスコットランドで父の教え子だった二人の日本人からもらった小さな折り紙の人形でした」と、メーヤ・マッカーサーさんは振り返ります。「人形はとても精巧に出来ていて、どのように作られたのか見当もつきませんでした。その後、私は、イギリス人手品師で折り紙を教えていたロバート・ハービンの本を両親から買い与えられ、すっかり折り紙に夢中になりました。」

「私の折り紙への興味は成長と共に薄れ、時々友人たちの前で披露するくらいでした。一方、子供の頃にもらった折り紙の人形のお陰かもしれませんが、日本文化への興味が高じ、大学では日本語を学びました。すると次第に、私は日本文化、特に美術に心を奪われるようになり、日本美術史の勉強を始めました」とマッカーサーさんは語ります。

マッカーサーさんが学んだことの1つに、第二次世界大戦での広島への原爆投下により被爆し ...

続きを読む

identity en

Finding Asian American Family Histories: Genealogist Marisa Louie Lee

“I will never forget seeing my great-grandfather’s photograph in his immigration case file,” Marisa Louie Lee recalls. “The moment I opened the folder and saw the spitting image of my grandfather in front of me, I knew it was him. I cried in the research room!”

For Lee, a researcher and genealogist, exploring family histories has a lot of personal meaning.

“I have always been my family’s de facto ‘family historian,’ starting with the family newsletter I wrote and edited in elementary school,” she says. “As a sophomore in college, I paid a visit to the National Archives ...

続きを読む