高橋 進

(たかはし・すすむ)

奈良県生まれ、京都育ち。1970年よりシアトル在住。貿易、ファイナンシャル、ホスピタリティビジネスなどへ従事した経験を持つほか、日米文化交流、日系一世の歴史調査などもおこなった。

(2015年8月 更新)

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日系ホライズン・モンタナ教育プログラム ~モンタナ一世軌跡の旅~

非営利団体日系コンサーンズの生涯教育プログラム「日系ホライズン」の主催で、1世紀以上も前にモンタナ州に移住し地元社会に貢献、今も愛され続けている日本人移民の堀杢太郎氏の軌跡を訪ねる旅が企画された。同団体担当者の宇都幸江さんと瀧りえさん、JTB社のペセック美智子さんの旅程作成にかかわる努力もあり、旅行プログラムが実現できた。

ホワイトフィッシュは、気候が厳しくほとんど日本人が住まないロッキーの麓の小さな町。ふりかえれば、九州大分県から出稼ぎでアメリカンドリームを胸に秘め、ひとり太平洋を渡り辺境の地にたどりついた若者、堀氏のことを知ったのは、私がコンサルタントをしていた大阪の友人が、日本の若者に英語を学ばせる目的でアーミッシュの人たちにお願いし、建築したログロッジがきっかけだった。

25年もさかのぼるが、元駐米大使の大河原良雄氏が出席したパーティの席で歴史協会の米国人から末裔を探してほしいと、1枚の色あせた日本人の写真を見せられた。

死亡証明書から大分県出身とだけはわかっていた。私は日本経済新聞にこの勇敢な日本の青年が、明治時代になって間もなくチャールス・コンラッドというカリスペルの町を興したビジネスマンの大邸宅でハウスボーイとして働いたこと、後にホワイトフィッシュの町にホテルやレストラン ...

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