ケンジ・田熊

(けんじ・たぐま)

ケンジ・田熊氏は受賞歴を持つジャーナリスト。1995年9月より英語版日米タイムスの編集者として勤めてきた。日米タイムスが閉鎖された2009年9月、日米タイムスの元スタッフやライター、コミュニティリーダー、メディアなどを集め、自らアメリカ初のエスニック新聞非営利団体、Nichi Bei Foundation(日米財団)を立ち上げ、Nichi Bei Weeklyをはじめた。ラジオやテレビ番組などへ出演し、コミュニティ新聞が扱うべきトピックやその重要性などについて話している。

(2013年8月 更新)

identity en ja

私の母は環境保護主義者!?

小さいころ自分の母親は、世界で一番ケチな人だと信じていました。何度も何度も繰り返し使われてしわくちゃになったランチバッグでお弁当を持たされるのは、本当に恥ずかしかったものでした。

だんだんと成長するにつれわかってきたのは、母は、西サクラメントの片田舎に住むそれほど裕福でない7人家族が、収入以上の生活をしたくなかっただけであったということです。ひとつの収入源で食べさせていくには多すぎるほどの家族で、しかもその収入源というのがトマトの収穫という期間限定のものでありましたから。また母が物資の少ない戦時中の日本で育ったことも、なんでも繰り返し使うことにつながったのであろうと思います。

私達はいつも丁寧にクリスマスのプレゼントの包みを開けなければなりませんでした。うまくいけばその包み紙をまた来年使えるからです。いまどき3歳児がびりびりっと破いてプレセントに早くたどりつくことが出来ないのであれば、うれしさも半減してしまうことでしょう。

母はまた豆腐の容器、肉の発泡スチロールの入れ物、割り箸、乾燥剤、箱、紙袋、漂白剤のボトルなど大切に取っておきます。漂白剤のボトルは、洗濯バサミを入れるために再利用され ...

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