ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/1807/

日系人とは?

日本語、日本文化というものと無縁ではないでしょうね。日本語が話せて、日本のことを知り、日本に関心を持ち、というのが日系ではないでしょうか。

ブラジルにおいて、親が非日系人であるというのが二代三代と続いていくとですね、やっぱり日本との繋がりというものがだんだんこう希薄になっていきますよね。だからもちろんそれでも日系人は日系人なんだろうけども、しかしただそれだけの意味、つまり顔形に東洋系の面影が残っているだけでは、日系人とは言えないのではないかと。

日本文化、それは映画でもいいしアニメでも漫画でもいいし、なんですか、伝統的な日本の芸能とか文学とかそういったものでもいいけど、何かやっぱり関心を持ってですね、血統的なルーツを大事にするのが日系じゃないかと思うんですね。

日系人としての誇りというか、そういうものを大事にしようとするのであれば、単に顔形だけではなく血統だけではなくて、日本に関心を持つ人が日系人じゃないでしょうかね。


文化 ハワイ アイデンティティ 日系アメリカ人 日本文化 日系 アメリカ合衆国

日付: 2019年9月19日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: 西村 陽子

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

1948年長野県に生まれた二宮正人氏は、5歳の時一家でブラジルへ移住。 現在は、サンパウロに法律事務所を構え、サンパウロ大学法学部にて博士教授を務める傍ら、明治大学の学長特任補佐、武蔵野大学法学部客員教授を務める。 1992年の創設時よりCIATE-国外就労者情報援護センターの理事長、日本学術振興会(JSPS) 中南米アドバイザー、国際協力機構 (JICA)の委員なども兼任している。 また、ブラジルニッケイコミュニティリーダーとしても一目置かれており、ブラジル人のデカセギの労働状況の改善や、日系人子弟の教育など、様々な活動をサポートしている。(2021年5月)

パウロ・イサム・ヒラノ

ブラジル出身であることを明確に

(1979年生)群馬県大泉町在住の日系ブラジル人三世。デザイン事務所経営。

パウロ・イサム・ヒラノ

大泉町がふるさと

(1979年生)群馬県大泉町在住の日系ブラジル人三世。デザイン事務所経営。

サワコ・アシザワ・ウチムラ

「ニッケイ」アイデンティティについて(英語)

フィリピン生まれの引揚者、後にアメリカに移民(1938年生)