アマゾンのジャングルに観た日系社会

筆者である鶴田俊美は多くの日系人が住むアマゾナス州マナウス市にボランティアとして派遣された。地球の反対側で日本人移民の方々が積極的に日本語教育を継承し、日本文化を守る姿を目にしてきた。このコラムでは3年間のブラジル生活で見た日系社会の姿をエピソードを交えて紹介していく。

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マナウスで行われている定期的な日本の行事

ある日のこと。日伯の事務所で仕事をしていたら、御年80歳を超えるアマゾンの生き字引川田さんが声をかけてくださった。

「来週、運動会だからその賞品の買い出しにつきあってくれんか。」

我々は川田さんの車に乗り込み、セントロを目指した。

数日後、市内のゴルフ場マナウスカントリークラブでは熱帯特有の熱い熱い日差しの下、運動会が行われた。参加したのは日系人、日本人、そして近所に住むブラジル人。我々が勝ってきた賞品は無事にそれを心待ちにしていた多くの子供たちの手に届くことになった。ブラジルのみなさんは、賞品、景品、プレゼントを贈るのも貰うのも大好きで、ビンゴゲームはいろいろなイベントな中でも最も盛り上がるのだ。大音量で美空ひば…

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個性豊かな日本語学校の生徒たち

アマゾナス州マナウスにある西部アマゾン日伯協会(通称:日伯)に日本語教育のシニアボランティアとして派遣された私は、まず毎週行われている約40もの日本語の授業を見学することにした。ひらがなの書き方や読み方に苦戦するものから流暢な日本語で話しかけてくるものまでそのレベルはさまざまだったが、誰もが日本語を日本文化を楽しんで学習する姿が印象的だった。

教室の明るい雰囲気を作る現地の教師陣の努力も彼らの好奇心ややる気に繋がっている。

日本のことをもっと知ってもらいたいという配慮から、日本地図や日本のカレンダー、折り紙や挨拶の仕方を表したイラストなどがそれぞれの教室に貼られていて、その雰囲気の中で楽しい授業が展開されている。…

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マナウスの日本語教室

2010年3月からスタートした国内での事前研修を終え、7月1日に成田からニューヨーク経由でブラジルに飛んだ我々日系社会ボランティアは、サンパウロでも一カ月間のポルトガル語現地研修を受けた。この研修が終われば、ついにブラジル全土にある各活動先に派遣され、それぞれの活動が始まるのだ。リオデジャネイロ、カンポグランジ、ブラジリア、フォスドイグアスなどブラジル各地に仲間が旅立っていく。

7月23日。私も国際都市サンパウロの喧騒から離れ、無事にアマゾン地方最大の空港エドゥアルド・ゴメス国際空港に到着した。所要時間は約4時間。日本からならちょっとした海外旅行ができる距離だ。日本の23倍もの国土を誇るブラジルだけあって国内での移…

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熱帯の街マナウスに行く

「あった!あった!本当にあったぞ!」

2010年5月。私は神奈川県横浜市にあるJICA横浜の移住資料館にいた。平成22年度日系社会シニアボランティアとしてブラジル国マナウス市に派遣が決まったのだ。南米への派遣前、隊員たちは3カ月の事前研修を行う。私もボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、ドミニカ共和国そしてブラジルで活動をする仲間たちとともにJICA横浜の研修センターで共同生活をしていた。毎日4時間から5時間のポルトガル語の授業に移民の歴史、継承日本語とは何かなどさまざまな種類の講義を受けながら、毎週金曜日には狂犬病に黄熱病などの予防接種なども打ち、出発の時に備えていたのだった。

研修所の中にある移住資料館には、戦前戦…

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