ディスカバー・ニッケイ

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菅沼 佐和子

(すがぬま・さわこ)


神奈川生まれ。2002年から約3年半かけて、ユーラシアとアメリカ、アフリカ大陸の一部をバックパック旅行する。旅の経験を活かし、現在は東京を拠点にフリーランスの旅行ライター・編集者として活動している。

(2012年12月 更新) 


この執筆者によるストーリー

赤土の大地と生きる―パラグアイ日系人 - その2

2013年1月21日 • 菅沼 佐和子

その1を読む>> 実はおいしい出稼ぎ 日本の友人や日本人旅行者から、日系人の出稼ぎが会社にいるとかいたとかいう話を聞くことがある。そんな時、かつて全く知識がなかった私は「かわいそうに」と思ったものだった。せっかく夢と希望を抱いて地球の裏側に移住をしても、やっぱり生活が苦しくて日本で働かざるを得ないのだ、と。 しかし南米を旅するうちにまた別のことが分かってきた。それは「ここに住んでいて日本に出稼ぎに行ったら、がっぽり稼いで帰ってこられる」ということ。日本とパラグアイの経済格差…

赤土の大地と生きる―パラグアイ日系人 - その1

2013年1月14日 • 菅沼 佐和子

イグアスを訪問する「お客さん、42km地点に到着したよ」車掌さんが親切に知らせに来てくれたので、うとうとしていた私は荷物をひっつかみ慌ててバスを降りた。そこはありふれた幹線道路沿いの集落前で、ガソリンスタンドや閉まりかけた商店が連なり、ひっそりと闇の中にたたずんでいる。こんな道沿いの小集落なんぞ完全に無視して、車はびゅんびゅんと通り過ぎて行く。 これはとんだ所に着いてしまった。大丈夫なんだろうか?この地に関する情報もほとんどないまま来てしまい、さらに暗いため不安が増してい…

日系ペルー人・メチェに出会って - その2

2012年12月27日 • 菅沼 佐和子

その1を読む>>メチェのおばの家に行く 日本人の珍客・私がいるのを見つけたメチェは、彼女のおばの家に招待してくれた。彼女の実家は北部ピウラにあるのだが、おばの家はリマにある。 閑静な住宅街に建つ1軒の家がそれだった。外観はペルーのほかの家とほとんど変わらない。メチェは大学を出た後MBAの資格をとったという高学歴の持ち主で、現在は大学で働いている。そしてこの家の構えもペルーでは恵まれた方に入ることを考え合わせれば、日系人がペルーである程度の成功をおさめていることが理解できる。…

日系ペルー人・メチェに出会って - その1

2012年12月20日 • 菅沼 佐和子

メチェとの出会い 南米、特にブラジル、ボリビア、ペルーを旅すると、雑多な人が混じって暮らすなかに、特別に私たちの関心を引く人々がいる。それは私達と同じルーツをもつ日系人の存在だ。 かつてフジモリ氏が大統領になったことで、日系人が多いことが日本人にも知られるようになったペルー。またこの国は南米で最初に日本人が移民した国でもある。現在ペルーに住む日系人は政界をはじめとする各界で活躍し、不動の地位を占めているという。 祖国を遠く離れた日本人たち。いったいどんな苦労をし、今はどんな…

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