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創立110周年迎えた北米沖縄県人会 — 全米各地や沖縄から人々が集う

沖縄県から駆けつけた派遣団も一緒に「乾杯!」

ウチナーンチュの誇り

2019年8月31日、レイバーデイ連休の初日、ガーデナ市のケン・ナカオカ・コミュニティー・センターで、約200名の参加者を集めて、北米沖縄県人会(OAA)の110周年式典が盛大に開催された。この式典は本来であれば、翌9月1日に隣接するレドンドビーチ市のパフォーミングアーツセンターで予定されていた、沖縄出身のバンドBEGINの公演前夜祭という位置付けだった。しかし、残念なことにビザが間に合わず、BEGINの公演は延期となった。110周年に花を添えるイベントはなくなったが、記念式典にはOAAの会員だけでなく、ラスベガス、シカゴ、アリゾナ、サンディエゴと全米各地の沖縄県人会の代表者、さらには遠く沖縄県からも沖縄県文化スポーツ統括監の山城貴子さん、沖縄県議会北米派遣団団長で沖縄県議会の赤嶺昇副議長を始め、総勢14人の県議会議員も来場し、ウチナーンチュの絆の強さをアピールした。

開会の辞を述べる当銘委員長

午後6時に始まった式典では、最初に北米沖縄県人会の歴史と現在までの活発な活動の様子をまとめた動画が上映された。続いて110周年実行委員長の当銘由洋さんより、開会の辞が述べられた。当銘さんはこの県人会の創立に関わった先人への敬意を込めて、来場者全員に黙祷を呼びかけた。

そして、沖縄県と全米各地から駆けつけたゲストの名前が読み上げられ、一人ひとりが前に出て手を振った。他にも、在ロサンゼルス日本国総領事館の松尾浩樹首席領事、北米沖縄県人会が本部を置くガーデナ市のターシャ・サーダ市長、カリフォルニア下院議会のアル・ムラツチ議員もゲストして出席、ムラツチ議員は「私は沖縄で生まれて育った日系3世です。皆さんと同じウチナーンチュであることを誇りに思っています」と語った。


世代も海も越えた絆

北米沖縄県人会のエディー神谷会長は挨拶に立ち、次のように語った。「今朝、派遣団の皆さんと一緒にエバーグリーン霊園を訪問し、慰霊祭を執り行いました。多くの墓石に私たちにとっては親しみが感じられる沖縄の名字が刻まれていました。彼らがこのアメリカの県人会の運営に尽力してくれたことに敬意を表し、先人である彼らの御霊と共にここに集まった皆さんと110周年を祝いたいと思います。そして、私たちの孫やひ孫たちが200周年を祝えるように、次の世代へとこの絆を確実に繋いでいきたいと希望します」。

神谷会長は世代間の絆を強調したが、沖縄県から出席した山城統括監と赤嶺派遣団団長は、海を越えたウチナーンチュ同士の絆について挨拶の中で触れた。OAAの草創期に関わったアメリカに暮らす沖縄出身者たちは、第二次大戦後、自分たちにとっても戦後復興の過酷な時期に、日本で唯一の地上戦の舞台となり荒廃した故郷の沖縄に救援物資を送り続けた。その感謝の気持ちを、両者は改めて言葉にして、会場に集まった会員に伝えた。また、沖縄の地を離れて年月を経てアメリカ人となった今も、県人会を拠点として、沖縄の伝統芸能やうちなーぐち(琉球語)を新しい世代に継承し続けているOAAの会員に対して、沖縄の人々は尊敬の念を抱いているとも語った。


優しさとたくましさ

式典は、県人会会員の表彰に移った。まず、百歳のレッティ・島袋さんと90歳のドロシー・テルコ・アワクニさんに沖縄県知事より高齢者の表彰状が贈呈された。そして、これまで県人会の活動に顕著な貢献を果たした呉屋君子さん、照屋勝子さん、与那嶺恵子さん、宮城能松さん、デビッド・新城さん、石原春雄さん、新田保雅さん、遠藤なおみさんら、8名に功労賞が贈られた。さらに、県人会に不可欠な奉仕活動に対して、ジョーイ神谷さんとエイミー・大城さんに神谷会長から感謝状が手渡された。

功労賞と高齢者表彰の受賞者

他の県人会にも取材で伺う機会が少なくない。沖縄県人会と他の県人会の何が違うかと聞かれたら、その一つは高齢者に対する敬意を、様々なイベントやこのような表彰で形にすることだ。そして、何よりも際立っているのが芸能に携る人々の層の厚さ。沖縄は見事なまでに「歌と踊りの島」だということを、沖縄県人会のイベントに参加するたびに見せつけられる。今回の式典でも、乾杯の後は、琉球舞踊、民謡、琉球国祭太鼓、さらに空手の実演などが披露され、会場は大いに沸いた。式典の締めは、全員参加のカチャーシー。神谷会長自らが壇上に上がり、先陣を切って踊りながら「恥ずかしがらないで」と呼びかけると、会員たちは次々に踊りの輪に加わった。辛い時も苦しい時もまた楽しい時も、彼らは踊りながら歌いながら明日の活力に変えていく。沖縄の人々の優しさとたくましさが実感できる式典だった。

宴の締めはカチャーシー

式典終了後、実行委員長の当銘さんにコメントを求めると「今回の式典準備を通じて、ボランティアの数がますます増え、会員の若い世代が育っていることを感じることができました」と、世代の継承に手応えを得たイベントになったと答えてくれた。

 

© 2019 Keiko Fukuda

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