激変するデカセギ事情=大挙帰伯の真相に迫る

2008年の金融危機の犠牲になったデカセギたち。彼らを取り巻く環境が激変しているのは、日本だけではない。日本で職を失った彼らの多くが、大挙帰伯している。そのあおりを受け、ブラジルの事情もまた急変している。その現状に焦点をあてたコラム。ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市で発行されてい、日本人・駐在者向けの日本語新聞、ニッケイ新聞(www.nikkeyshimbun.com.br )からのの転載。

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第2回 未曾有の業界危機に直面=「金ないヤツは行くな」

>>第1回

「津波が来たみたい」。グライダー旅行社で翻訳担当をする安田功さんは、未曾有の〃デカセギ危機〃の現在を、そう形容し、「いつまで続くのか。いつまで(会社が)持つか、分からない」とため息をつく。

同社の田村あゆみ代表取締役は、デカセギのピーク時には「制限ぎりぎりの週六十件、月二百五十件前後ほど領事館でビザの申請代行をしていた」と振り返る。それが、今年に入って「ゼロの日が続く」と明かす。

同社は、派遣会社の書類代行をする、領事館認定の査証取得認定旅行社 ...

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第1回 次々に潰れる派遣会社=最大手すら年末からゼロ

デカセギを取り巻く環境が激変しているのは、日本ばかりではない。金融危機の犠牲となり、真っ先に「派遣切り」されたデカセギが大挙して帰伯してお り、当地の事情もまた急変している。最大手と言われていた派遣会社ですら一人も送れない状態に陥いり、グアルーリョス空港で取材したデカセギ夫婦は「私た ちは首になり、代わりに中国人研修生200人が工場に入った」とうなだれた。大挙帰伯を裏付けるように、日本からブラジル行きの飛行機利用者は先月、前年 比2.5倍強を記録した。デカセギ業界にいったい何が起きているか。

「このへんの派遣会社で小さいのは軒並み潰れたよ」。4年余り手伝っていた、リベルダーデの派遣会社が店をたたんだばかりだという新川一男さんは、「借金抱えて潰れたところも大分あるらしい」とほのめかす ...

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