激変するデカセギ事情=大挙帰伯の真相に迫る

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2008年の金融危機の犠牲になったデカセギたち。彼らを取り巻く環境が激変しているのは、日本だけではない。日本で職を失った彼らの多くが、大挙帰伯している。そのあおりを受け、ブラジルの事情もまた急変している。その現状に焦点をあてたコラム。ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市で発行されてい、日本人・駐在者向けの日本語新聞、ニッケイ新聞(www.nikkeyshimbun.com.br )からのの転載。


このコラムシリーズに含まれている記事

第7回(終) 各地で求められる支援=パラナ州起業相談30%増

Norie Watanabe

>>第6回

デカセギ大挙帰伯が今後も続くと予想される中、伯国側の受け入れ支援体制作りが早急に求められている。

第6回 リピーターの心の揺れ=日伯漂う浮草のように

Norie Watanabe

>>第5回

「もうデカセギは終わりにしよう、もう日本に戻らない、ブラジルで頑張ろうと思って帰ってくるけど、結局また行くことになってしまう。社会に馴染めない」。

第5回 職業相談会に殺到=「ブラジルに溶け込めず孤立」

Norie Watanabe

>>第4回

「普段ならデカセギ帰りの人は十五人くらいなのに、先月の職業相談会には七十五人も来た。みんな仕事を探し、それぞれの悩みを抱えている。事態の緊迫さを実感せずにはいられなかった」

第4回 「代わりに中国人200人」=野宿するブラジル人も

Norie Watanabe

>>第3回

「私たちが働いていた群馬県富岡市の自動車部品工場では三百人以上も派遣社員がいました。ほとんどがブラジル人でしたが、昨年十二月に全員クビにされ、代わりに入ったのは中国人研修生二百人でした」

第3回 大量帰国報道は本当か=片道チケットが五倍に

Norie Watanabe

>>第2回

昨年9月の金融危機による不況で「派遣切り」が始まって以降、日本からのニュースには「ブラジル行き航空券、3月まで帰国するブラジル人でいっぱい」のような報道がちらほらみられたが、それは本当だろうか。

第2回 未曾有の業界危機に直面=「金ないヤツは行くな」

Norie Watanabe

>>第1回

「津波が来たみたい」。グライダー旅行社で翻訳担当をする安田功さんは、未曾有の〃デカセギ危機〃の現在を、そう形容し、「いつまで続くのか。いつまで(会社が)持つか、分からない」とため息をつく。

第1回 次々に潰れる派遣会社=最大手すら年末からゼロ

Norie Watanabe

デカセギを取り巻く環境が激変しているのは、日本ばかりではない。金融危機の犠牲となり、真っ先に「派遣切り」されたデカセギが大挙して帰伯してお り、当地の事情もまた急変している。最大手と言われていた派遣会社ですら一人も送れない状態に陥いり、グアルーリョス空港で取材したデカセギ夫婦は「私た ちは首になり、代わりに中国人研修生200人が工場に入った」とうなだれた。大挙帰伯を裏付けるように、日本からブラジル行きの飛行機利用者は先月、前年 比2.5倍強を記録した。デカセギ業界にいったい何が起きているか。

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