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おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

第二章「集合所」という強制収容所: 1942年春から秋にかけて (4)

Yuri Brockett

第二章(3)を読む >>4. 「集合所」と外の世界をつなぐ 鉄条網に囲まれた中で生活していても、外の世界があると実感できれば、将来への希望を紡げます。ブリードが本や手紙を送り続けたのも、二世の若者が集合所内の学校や図書館の仕事を志したのも、先生姉妹が「サラミと学校を運び続けた」のも、今まで新聞社の掃除をまかされていた高校生を新米通信員にしたのも、「集合所」まで訪ねて来て下さった方も、そう、慣れない収容所内の図書館員に励ましと本を届けた司書の方々も、それぞれのやり方で、子どもたちに寄り添い、子どもたちに外の世界があること、子どもたちを信じて待っている人がいることを伝えたかったのかもしれません。

おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

第二章「集合所」という強制収容所: 1942年春から秋にかけて (3)

Yuri Brockett

第二章(2)を読む >> 2. 自分の手の届くところから、できることから子どものまわりの大人たちは、気がついた所から、必要がある所から、どんどん自分でできることを始めます。こんな環境でも、できるだけ住みやすくしようと自発的に動き始める様子には、一世、二世の不屈の、そして前向きのエネルギーが感じられます。時は春。自然のリズムとも呼応します。図書館設立もこのように始まったのですが、その話はもう少し後で。ここでは、雨の多いピュアラップでの例を二つ。 

おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

第二章「集合所」という強制収容所: 1942年春から秋にかけて (2)

Yuri Brockett

第二章(1)を読む >> ぶつける批判 高校生ともなると、学校で教わった、人権を守る憲法とは、あまりにも違う政府のやり方に批判をぶつけることもありました。次は、ブリードさんの子どもたちの一人、アイコ・クボの兄、高校3年生のカイゾウが残したものです。

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第二章「集合所」という強制収容所: 1942年春から秋にかけて (1)

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第一章(4)を読む >>

おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

第一章 立ち退きまで (4)

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第一章(3)を読む >> 4. 立ち退き令 <1942年春> いよいよ、西海岸に定められた軍事地域からの日系人の撤退が始まります。自主的に軍事地域から移動した家族もいましたが、11万人以上の大移動です。恒久的な内陸部の収容所建設が間に合わず、臨時の「集合所」へと旅立ちました。立ち退きは、軍事にもっとも差し障りのある地域から始まりました。

おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

第一章 立ち退きまで (3)

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第一章(2)を読む >> 3. 真珠湾攻撃とその波紋 <1941年12月7日 – 1942年春> 1941年(昭和16年)12月7日、日曜日。「日本軍が、パールハーバーを攻撃しました。…… アメリカ艦隊の損害は甚大です。海岸一帯に火災が広がっています……」とひっきりなしに繰り返すラジオの臨時ニュースで西海岸に住む多くの日系人は真珠湾攻撃を知りました。1

おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

第一章 立ち退きまで (2)

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第一章(1)を読む>>2. まえぶれ  <1939年 – 真珠湾攻撃まで> ヘンリー・ミヤタケはシアトルの日本町に住む、元気な中学生の男の子。両親、姉と兄の五人家族。お父さんは渡米当時、カリフォルニアのハンチングトン・ビーチで日本からの出稼ぎ移民と一緒にレタスの栽培をしていました。でもレタスに時々黒いだらだらしたものがつくことが多く、これじゃ二人は食べられないと、ヘンリーのお父さんは農場の借地権をパートナーに譲り、ワシントン州にやってきました。鉄道工事に携わった後、シアトルの日本町で食料雑貨店の経営をしています。両親のそれとなくの心配りと、日本町の中で生活していることで、あまり差別は感じないで子ども時代を過ごしています。

おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

第一章 立ち退きまで (1)

Yuri Brockett

プロローグを読む >>1941年の真珠湾攻撃の後、アメリカの西海岸に住む11万人以上の日系人が強制収容所に送られることになります。彼らの3分の2はアメリカ生まれで、市民であったにもかかわらず、日本人の血をひいているというだけで。個人の自由や平等がうたわれているアメリカ合衆国憲法があるにもかかわらず、どうしてこんな不正義なことが起こったのでしょうか。

おばあさんの手紙 ~日系人強制収容所での子どもと本~

プロローグ

Yuri Brockett

長年送っていただいている、「子どもと本」の購読料が残り少なくなったので、送らせていただいた時のことです。ちょうど地元の公立図書館にリクエストをしておいた「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル著、池田香代子訳)が、オレゴン大学の図書館から届いたばかりでした。どなたか司書の方が、わたくしのために、アメリカ各地の図書館にあたって見つけて下さったことに感激しましたと書き添えました。

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