ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/1112/

父から習った3つの教訓(英語)

(英語)そうですね、父から学んだことは本当にたくさんあります。3つに絞るとするなら、最初に挙げられるのは、父は有言実行を非常に重んじていたということです。父は、有言実行の重要性を、僕だけでなく弟や妹にもずっと言い聞かせてきました。最近では多くのことが文書化されていますが、書類や記録が完全に全てを網羅できるわけではないので、相手の倫理に頼らざるを得ない時が頻繁にあります。父は、そういうことを強調し、僕らに教え込もうとしました。有言実行の理念は、僕のキャリアにも役立っています。

2つ目は、リスクを負うことを恐れない姿勢です。市場の動向や不動産市場の傾向を予測する能力も重要ですが、即した行動ができるかどうかはまた全く別のことです。僕は、たとえ大きくてもリスクを負おうとする父を、ずっと尊敬してきました。

3つ目は、父が人生の後半から努力して始めたことですが、家族との時間を大切にする素晴らしい父親である、という点です。僕も、ビジネスは最高の状態に保ちつつ、若い頃からできるだけ長い時間を家族と過ごすよう意識的に努力しています。この3つが、僕が父について最初に思いつくことであり、彼から学んだことです。


家族

日付: 2006年6月1日

場所: 米国、ハワイ州

インタビュアー: アケミ・キクムラ・ヤノ

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

バート・A・コバヤシ・ジュニア氏(B.J.)が初めて建設業界で働いたのは、彼の祖父が起業し、父が経営するハワイ企業、アルバート・C・コバヤシ株式会社でした。1993年にジョージタウン大学を卒業し、ダニエル・イノウエ議員のワシントンD.C.オフィスで働いた際に、同郷の民主党議員であるイノウエ氏に、法律を学ぶよう勧められました。ジョージタウン大学で3年間不動産と企業法を学んだ後、父親の会社を継ぎ、カポレイ・シビック・センターの開発を手掛けました。また、兄妹やビジネスパートナーと共にコバヤシ・グループを設立し、コンドミニアムや高級ゴルフリゾートの開発に乗り出しました。コバヤシ氏は、ビジネス以外にも、ハワイの自然環境保護推進のための活動へも熱心に取り組んでいます。また、小林氏は、パートナーと共にギフト・ファンデーション・オブ・ハワイという基金を立ち上げた他、世界的な自然保護団体であるザ・ネイチャー・コンサーバンシーに参加するなど、地域活動にも積極的に参加しています。(2007年6月)

※パシフィック・ビジネス・ニュース紙より抜粋

レイコ・T・サカタ

親の結婚

(1939年生まれ) 戦時中に家族とともに自発的にユタ州ソルトレイクシティに移住した実業家。