ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/844/

日系人のための老人ホーム (英語)

(英語)僕たちは「コミュニティ」の感覚が持てる場所を作ろうとしたんです。そしていくつかの条件を決めたんですね。高齢者や高齢者グループにたくさんのお金が回るようにしたい、また高齢者をサポートするような企画を立ち上げてもらいたいと思ったんです。言ってしまえば、高齢者用の老人ホームのようなものですね。トロントでは良い計画が立ち上がり、日系人の老人が利用できるモミジセンターを建てました。そこは介護施設だけではなく、様々なサービスを受けられる居住スペースにもなっています。それからバンクーバーにもニッケイ・プレースという施設を建て、そこも老人用の住宅になっています。この2つが主な施設です。ブリティッシュ・コロンビアのバーノンにも1箇所、そしてもう1つ、ビーンズビルという名前のホームがオンタリオにもあります。これらも僕たちが手がけた施設です。


ビームズビル カナダ モミジセンター ニッケイ・プレース オンタリオ州

日付: 2006年7月25・26日

場所: 米国、ワシントン州

インタビュアー: トム・イケダ

提供: Denshō: The Japanese American Legacy Project.

語り手のプロフィール

ヘンリー・シミズ氏は、1928年ブリティッシュ・コロンビア州プリンス・ルパートで生まれました。第二次大戦中シミズ氏は、ニュー・デンバーに強制収容され、終戦後、現在の居住地であるエドモントンへ移り住みました。医学部を卒業したシミズ氏は、整形外科医となり、その後、医療関係の数々の要職を務めました。また、1989年から2002年には、日系カナダ人リドレス基金の会長を務めました。画家でもあるシミズ氏は、強制収容所の体験を題材にした数多くの作品を手掛け、それらの作品は、様々な場所で展示されています。シミズ氏のコミュニティへの貢献は高い評価を受け、1999年全カナダ日系人協会より表彰を受けました。また、2004年には、アルバータ大学の卒業生に贈られる賞を受賞し、同年、カナダ勲章を受勲しました。(2006年7月6日)