(英語)政府は日系人に対して、1949年まで戦時措置法や様々な制限を保持し続けていました。政府への圧力があって、1949年にようやくアジア人を、カナダ生まれのアジア人を市民として認めました。この時までブリティッシュ・コロンビア州政府は、選挙権についてある程度の決定権を持っていて、州内に住む日系人の選挙権を否認してきました。僕の父はカナダに帰化していたのにも関わらず選挙権は与えられなかったのです。選挙権を持たなかった父は、地方選挙の結果、やはりブリティッシュ・コロンビア州内の選挙権は与えられませんでした。その上、中央政府の選挙権保持者のリスト上に名前が載っていない、という事実も無視されていました。アジア系住民はカナダ連邦政府の選挙では投票できない、というルールがあったんです。そしてこのような事態全てが委員会にかけられ、1949年、全ての人々に選挙権が与えられました。その直前まで先住民の選挙権も否認されていたのですが、カナダ生まれである先住民もカナダ人ではない、などということを政府は正当化できなくなり、第2次世界大戦後、先住民らにも選挙権が与えられました。このことは問題となりましたね。
日付: 2006年7月25・26日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: トム・イケダ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project.