ディスカバー・ニッケイ

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スペイン語の学習(スペイン語)

(スペイン語)少しずついろいろなことを学んでいったのですが、ほどんど仕事と関係したものばかりでした。もっときちんと文法や単語を習いたいと思っていたのですが、語学学校へ行ったり、家庭教師を雇う資金はありませんでした。そんな時、あるアルゼンチン人が、夜間小学校では無償で勉強できると教えてくれました。外国人向けの講座ではなく、母語での教育なのですべてスペイン語で講義すると言われましたが、その学校は近かったので入学を申請したら承諾してくれました。数学など6週間びっしり勉強しました。 小学校を卒業後、今度は夜間中学校に入りました。ここでの勉強はかなり難しいものでしたが、多くのことを学び、無事卒業できました。大学への進学も勧められましたが、私は拒否しました。と言うのも、私はアルゼンチンには勉強をしにきたわけではなく、スペイン語を勉強したのは生活をするためです。今度は存分に遊ぶんだって。


アルゼンチン 教育 言語 スペイン人

日付: 2007年2月23日

場所: アルゼンチン、ブエノスアイレス

インタビュアー: タケシ・ニシムラ、リカルド・ホカマ

提供: アルゼンチン日系センター

語り手のプロフィール

高木一臣氏は、1925年3月27日三重県で生まれ、観光客としてアルゼンチンへ渡り、そのまま現地へ留まりました。高木氏は、ジャーナリズムの職を得て、その後50年以上に渡り、ラジオやグラフィック関係の仕事をしてきました。81歳を迎えた高木氏は、様々な媒体を介した広告に取り組みながら、日本人コミュニティ新聞、『らぷらた報知』のジャーナリストとして熱心に活動を続けています。高木氏は、2014年11月10日、89歳で亡くなりました。(2021年1月)

ホリー・J・フジエ

日本語を教えるよう圧力を受けた祖父(英語)

日系三世、カリフォルニア州ロサンゼルス郡最高裁判事