ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/694/

ニューヨーク郊外に於けるひよこ雌雄鑑別者のめまぐるしいワークスケジュール (英語)

(英語) 僕は、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット、ペンシルバニア、マサチューセッツで仕事をしていて、1日24時間から48時間シフトで5つの州で働いていたことになります。ニューヨークやコネチカットの他にも、ニューハンプシャーにまで出かけて行って、雌雄鑑別の仕事をしていました。ひよこ1羽につきおよそ1.25セントくらい稼いでいました。規模の小さい人工ふ化場では、1羽につき5セントで、七面鳥のひなの鑑別もやりました。七面鳥のひなについては、5セントから7セント、それか10セントの間くらいでしたね。当時の人々の一般的な収入に比べると、それはかなりいい稼ぎでしたよ。


ひよこの雌雄鑑別

日付: 2006年3月15・16日

場所: 米国、ワシントン州

インタビュアー: メーガン・アサカ

提供: Denshō: The Japanese American Legacy Project

語り手のプロフィール

ジョージ・ヤマダ氏は、1923年ワシントン州スポケーンで生まれた日系二世です。同地には両親が経営するワールド・ホテルがあったため、幼年時代もそこで過ごしました。父親は(ホテル経営の他に)グレート・ノーザン鉄道で郵便係としても働きました。ルイス・アンド・クラーク高校、ワシントン州立大学に就学。戦争中、日系アメリカ人を乗せてワイオミング州ハート・マウンテンの収容所に向う電車が、スポケーンを通り過ぎていくのを見たのを覚えているそうです。1944年、陸軍に徴兵され、ミネソタ州フォートスネリングおよびカリフォルニア州プレシディオの陸軍情報部語学学校に従事しました。第2次世界大戦後は、ニューヨーク北部地方とその近郊で初生雛鑑別師(しょせいびなかんべつし)として30年間働き、1970年代半ばにスポケーンに戻り、不動産業に従事しました。現在は妻のスージーと共にスポケーンに住み、釣りに励んでいます。(2006年3月16日)