ディスカバー・ニッケイ

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第18回 第十章、人種差別に向けられるオカダのなまざし
アメリカのなかの日本人と黒人 日系人はアメリカ社会ではマイノリティーであり、移民当初から人種的な偏見にさらされてきた。同じようにマイノリティーとして中国をはじめアジア系のアメリカ人やユダヤ人、メキ…

川井 龍介 • 2016年10月14日



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第16回 第八章、友の死、母の死
小説「ノーノー・ボーイ」は、物語の後半に入り、大きな山場を迎える。主人公イチローの母と、親しい友人ケンジが相次いでこの世を去る。八章では、この二つの死が同時に登場する。著者のジョン・オカダは、二つの…

川井 龍介 • 2016年9月9日


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第15回 七章、良心ある白人との出会い
日米間の戦争という事情ゆえ、アメリカの日系人はアメリカ社会で全体として迫害をうけるが、その背景には人種的な偏見があり、この問題をどうとらえるかを、「ノーノー・ボーイ」のなかで、ジョン・オカダは随所で…

川井 龍介 • 2016年8月26日


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第14回  六章、死を予感するケンジの悲しみ
著者のジョン・オカダが、心優しい日系人家族の姿を、美しくも悲しく描く印象的な章が、物語も中ほどにさしかかった第六章だ。 戦争で片脚を失ったばかりか、傷んだところが悪化してきたケンジは、シアトルから…

川井 龍介 • 2016年8月12日


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第13回 五章、日本からの手紙
イチロー・ヤマダの母は、戦争が終わっても日本が負けたことを信じられずにいる。その頑迷さと狂信性にイチローは腹を立て、同時にそんな母の間違いを正さず、あたらず触らずの態度をとっている父の態度にも腹を立…

川井 龍介 • 2016年7月22日


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第12回 第四章、傷ついた心のエミと出会う
前向きな姿勢と良心 主人公イチローの友人で、戦場で片脚を失ったケンジにつづいて第四章では、印象的な存在として著者は女性であるエミを登場させる。同じ日系人であり若く魅力的な存在である彼女もまた、心に…

川井 龍介 • 2016年7月8日


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第11回 第三章、片脚を失った友との再会
著者のジョン・オカダは、主人公イチローの心の葛藤を描き、同時に人間社会のさまざまな問題を読者に考えさせる。その葛藤は家族をはじめ、彼が関わっていく人間とのふれあいのなかで生まれる。 こうした人物の…

川井 龍介 • 2016年6月24日


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第10回 第二章、同じ境遇の友との再会
二年間の服役を終えて、イチローはシアトルのわが家に戻る。しかし、その帰郷はまったく心休まるものなどではなく、戦争に行かなかった者への冷たい視線を感じた。一方、日本が負けてはいないと信じる母親への憎悪…

川井 龍介 • 2016年6月10日


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第9回 第一章、戦争が終わり、刑務所から故郷へ
全十一章からなる「ノーノー・ボーイ」の第一章は、戦争が終わって刑務所から出て来た主人公のイチロー・ヤマダが、故郷のシアトルに戻って来たところからはじまる。徴兵を拒否して、二年間服役していた彼が、その…

川井 龍介 • 2016年5月27日


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