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第10回 第二章、同じ境遇の友との再会
二年間の服役を終えて、イチローはシアトルのわが家に戻る。しかし、その帰郷はまったく心休まるものなどではなく、戦争に行かなかった者への冷たい視線を感じた。一方、日本が負けてはいないと信じる母親への憎悪…
川井 龍介 • 2016年6月10日
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第9回 第一章、戦争が終わり、刑務所から故郷へ
全十一章からなる「ノーノー・ボーイ」の第一章は、戦争が終わって刑務所から出て来た主人公のイチロー・ヤマダが、故郷のシアトルに戻って来たところからはじまる。徴兵を拒否して、二年間服役していた彼が、その…
川井 龍介 • 2016年5月27日
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第8回 パールハーバーの波紋~序文から読む
アメリカのオバマ大統領が広島を訪問することが明らかになった。日米開戦によって複雑な立場に置かれたアメリカの日系人は、このことをどんな思いで受け止めたのだろうか。
振り返れば、開戦後に収容所へ送られ…
川井 龍介 • 2016年5月13日
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第7回 ジョン・オカダの歴史
「ノーノー・ボーイ」の著者、ジョン・オカダとはどのような人物なのか。プロフェッショナルな作家として有名だったわけではなく、彼について残された記録は多くはない。
その経歴については、ルース・オゼキに…
川井 龍介 • 2016年4月22日
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第6回 新版の序文から
一昨年アメリカで出版された、新版の「No-No Boy」には、これまでになかった新たな序文がつけられた。1957年のオリジナルは小説のみで、1976年の復刊にあたっては、そのいきさつなどをまとめた序…
川井 龍介 • 2016年4月8日
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第5回 新版がアメリカで一昨年出版
表紙に描かれた主人公の苦悩
初版はまったく注目されなかった「No-No Boy」は、1976年に復刊された。以来読み継がれ、版元のワシントン大学出版では13回版を重ねて累計で10万部以上を出版して…
川井 龍介 • 2016年3月25日
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第4回 日本での出版
1979年、中山容氏が翻訳
小説「ノーノー・ボーイ」がアメリカで復刊されたのが1976年。それから3年後の1979年3月、日本語で翻訳が出版された。出版社は海外の文芸作品の翻訳など個性的な作品を手…
川井 龍介 • 2016年3月11日
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第3回 復刻版にこめられた熱い思い
3月12日、シアトルのワシントン州日本文化会館で、「ノーノー・ボーイ」に関するシンポジウムが開かれる。第二次大戦中にアメリカの日系人が収容所に入れられた際に問われたアメリカ国家への忠誠に対する質問の…
川井 龍介 • 2016年2月26日
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第2回 再発見された“我々の文学”
アイデンティティの問題などを鋭く問うジョン・オカダの小説「ノーノー・ボーイ」は、1957年に出版されたのち、世間の注目を浴びることなくほぼ忘れ去られてしまった。それが70年代に入り見直されることにな…
川井 龍介 • 2016年2月12日
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第1回 「ノーノー・ボーイ」とは何か
太平洋戦争を挟みアメリカで生きた日系アメリカ人二世、ジョン・オカダ(John Okada)が残した小説「ノーノー・ボーイ(No-No Boy)」。1971年に47歳で亡くなった彼の唯一の作品は、戦争…
川井 龍介 • 2016年1月22日
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