ディスカバー・ニッケイ

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第22回 これは小説ではない?初版時の評価や反応
「ノーノー・ボーイ」の初版が出版されたのは1957年5月。前年日本は国際連合に加盟し国際社会へ仲間入りし、国内的には高度経済成長へと向かいはじめた。アメリカでは55年にアラバマ州モンゴメリーでのバス…

川井 龍介 • 2016年12月23日


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第21回 “パールハーバー”の日を迎えて ~「毎日メディアカフェ」で『ノーノー・ボーイ』を語る~
安倍首相が、今月26,27日にアメリカ・ハワイを訪れ、オバマ大統領と会談し、真珠湾(パールハーバー)攻撃による犠牲者を慰霊するというニュースが先日流れた。現職首相が真珠湾を訪れ慰霊するのは、正確には…

川井 龍介 • 2016年12月9日


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第20回 新たな訳で日本で出版
新たな日本語版『ノーノー・ボーイ』が、来月ようやく出版されることになった。出版社は旬報社(東京都文京区)で、労働や福祉を中心に社会問題や生活にかかわるテーマの本を出版している会社である。これまで英語…

川井 龍介 • 2016年11月25日


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第19回 第11章(終章)~希望の兆しなのか
戦争が終わって故郷のシアトルに帰って来たイチローのその後数日を周囲の人間とのかかわりなかで描いた「ノーノー・ボーイ」は、イチローの内面の独白が軸になっていて、物語性は強くはない。それでも、イチローが…

川井 龍介 • 2016年10月28日


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第18回 第十章、人種差別に向けられるオカダのなまざし
アメリカのなかの日本人と黒人 日系人はアメリカ社会ではマイノリティーであり、移民当初から人種的な偏見にさらされてきた。同じようにマイノリティーとして中国をはじめアジア系のアメリカ人やユダヤ人、メキ…

川井 龍介 • 2016年10月14日



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第16回 第八章、友の死、母の死
小説「ノーノー・ボーイ」は、物語の後半に入り、大きな山場を迎える。主人公イチローの母と、親しい友人ケンジが相次いでこの世を去る。八章では、この二つの死が同時に登場する。著者のジョン・オカダは、二つの…

川井 龍介 • 2016年9月9日


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第15回 七章、良心ある白人との出会い
日米間の戦争という事情ゆえ、アメリカの日系人はアメリカ社会で全体として迫害をうけるが、その背景には人種的な偏見があり、この問題をどうとらえるかを、「ノーノー・ボーイ」のなかで、ジョン・オカダは随所で…

川井 龍介 • 2016年8月26日


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第14回  六章、死を予感するケンジの悲しみ
著者のジョン・オカダが、心優しい日系人家族の姿を、美しくも悲しく描く印象的な章が、物語も中ほどにさしかかった第六章だ。 戦争で片脚を失ったばかりか、傷んだところが悪化してきたケンジは、シアトルから…

川井 龍介 • 2016年8月12日


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第13回 五章、日本からの手紙
イチロー・ヤマダの母は、戦争が終わっても日本が負けたことを信じられずにいる。その頑迷さと狂信性にイチローは腹を立て、同時にそんな母の間違いを正さず、あたらず触らずの態度をとっている父の態度にも腹を立…

川井 龍介 • 2016年7月22日


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