湯原 葉子
(ゆはら・ようこ)
ウェブマガジン「風」編集部。新書をテーマで連想検索する「新書マップ」に立ち上げ(2004年)時から参加、毎月刊行される教養系新書数十冊をチェックしている。ウェブマガジン「風」では新書に関するコラムを執筆。
(2017年2月 更新)
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書評 新訳『ノーノー・ボーイ』ジョン・オカダ著、川井龍介訳
2017年2月17日 • 湯原 葉子
小説家としてはもちろん、翻訳家としても知られる村上春樹の持論は「翻訳には賞味期限があり、どんな名訳といえども時々アップデートする必要がある」というもの。数十年前に日本語訳が出版された『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『ティファニーで朝食を』など、いまだ人気のある名著の「新訳」を数多く手がけている。 翻訳には賞味期限があり、時々アップデートが必要、というのは、例えば作品に登場する「若者言葉」を訳すとき、当時はまだ日本になじみのなかったモノの日本語訳を比較してみれば、すぐに納得…