竹中 歩
(たけなか・あゆみ)
ブリンモア大学社会学部助教授。現在の興味のある研究テーマは、国家間の人の移住の動きや、物や情報の流れ、それに よって引き起こされる社会への影響など。アメリカからイギリスへの再移住、ラテンアメリカから、ニューヨーク、ロサンゼルスへのアジア系の移住、そしてペ ルー人ディアスポラについて、現在研究を進めている。
http://www.brynmawr.edu/sociology/Takenaka.html
(2009年1月 更新)
この執筆者によるストーリー
在日ペルー人コミュニティーの「課題」とは
2009年1月13日 • 竹中 歩
2008年の夏、在日ペルー人の追跡調査をするため、アメリカの大学の夏休みを利用して、一年ぶりに日本に戻った。この調査を始めてかれこれ10年 以上になるが、今回の目的は、ペルー人コミュニティーの「新たな」課題を探ること。そのヒントを得るため、コミュニティーのリーダーたちに会い、研究者か ら話しを聞き、以前からの親しい友人たちを訪れた。その間、ペルーのレストランや学校にも足を運び、メディアの関連記事にも目を通した。南米から日本へ の、いわゆる「出稼ぎ移民」が始まってから早18年…