澤地 治
(さわじ・おさむ)
澤地治氏はジャパンジャーナルの編集長です。1992年にイリノイ州ノースウェスタン大学で政治学の修士号を取得しました。1993年よりジャパンジャーナルの編集者として勤務しています。東京在住。
2019年1月更新
この執筆者によるストーリー
ブラジルの日系コミュニティにさらなる力を与える - パート 2
2019年1月9日 • 澤地 治
パート 1 を読む >>日系コミュニティへの支援戦前、日本人の海外移住事業は、国、都道府県、民間企業によって行われていました。戦後、海外に移住する人が減少するなか、1963年に海外移住事業団が設立され、1964年から海外移住事業を一元的に行うようになりました。1974年には、開発途上国への技術協力を実施していた海外技術協力事業団とJEMISが国際協力事業団に統合され、JICAが海外移住事業を引き継ぎました。その後、JICAは、移住者の生活の安定・定着支援や、海外…
ブラジルの日系コミュニティにさらなる力を与える - パート 1
2019年1月8日 • 澤地 治
ブラジルの発展に1世紀以上にわたり重要な役割を果たしてきた日系移民とその子孫たち。その貢献を振り返るとともに、現在ブラジルの日系社会を支援する国際協力機構(JICA)の取り組みを紹介します。 封建制度下の江戸時代(1603~1867年)、徳川幕府は日本人の海外渡航を禁じ、オランダや中国など一部の国を除いて外国貿易にも制限を設けていました。しかし、1868年の明治維新で徳川幕府が倒されると、新しい明治政府が西洋の先進的な技術を導入し、海外貿易や人的交流を促進して日本の近代化を…