長野 幸
(ながの・さち)
パラグアイ、アンバイ移住地生まれ。小学4年生のとき、移住地から町の学校に移り、新しい環境と教師のもと充実した日本語学校生活を過ごす。1982年にはスペイン語高校を卒業し、地元から500Kmほど離れた首都アスンシオンへと旅立った。
Updated July 2009
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アマンバイとわたし ~アマンバイ社会とその自然に育てられ~
2009年7月16日 • 長野 幸
1956年に開拓されたパラグアイのアマンバイ移住地。ここに生まれた著者は、1970年代頃の移住地の貧しくとも、豊かな自然と穏やかな人情があった様相を振り返り、その記憶をたどります。 パラグアイ国アマンバイ移住地50年誌に書いた、私の思い出 どこまでも続く青空の下、赤土の土手をおしりで滑り降りる。顔にあたる風が涼しい。夢中に滑っていると、おしりのあたりがスースーして来て、「やばい、またやぶってしまった。」と今までの爽快感が一気に罪悪感に変わってしまう。私は、シリグエロの学校に…