全米日系人博物館 『コモン・グラウンド - コミュニティの心』
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第1展示室: ハート・マウンテンのバラック - 過去からの教訓
階段を2階に上がったところに、『コモングラウンド』の展示室があります。左手方向には、この写真にある大きな建物を目にすることができると思います。
これは、ワイオミング州ハート・マウンテンの強制収容所跡地から移築したバラック(小屋)の一部です。
第二次世界大戦中、およそ12万人の日系アメリカ人(日本移民とその子供たち)が強制収容されたことは、ご存知でしょうか?当時、全米にこのような収容所は10箇所あり、各収容所には約1万人が収容され、終戦まで3年余をこのようなバラックで過ごすことを余儀なくされたのです。
***なぜ?日系人は収容されたの?***
第二次世界大戦中、日本は枢軸国として、ドイツ・イタリアと同盟を組み、連合国側と戦っていました。日本軍によるハワイの真珠湾攻撃を機に、アメリカ合衆国は、連合国側に参戦しました。当時アメリカに住んでいた日系人は、アメリカの市民権を持っているかどうかにかかわらず、誰もが「敵国人」とみなされ、強制収容の対象となったのです。実際、収容された者のうち、約3分の2はアメリカの市民権を持ったアメリカ生まれのアメリカ人でした。
Based on this original
Heart Mountain Barrack |