ウッジソン・オカダ(通称:ウデー)は、1979年8月2日、サンパウロ州マットン生まれ。2005年からサンパウロ市リベルダーデに居住。「ニッパク新聞」のエッセイストのひとり。作家として幾つかの文学コンクールで受賞歴がある。その一つに、DF(連邦区)SESC文学賞・短編小説2位に選ばれた経験がある。
(2016年7月 更新)
この執筆者によるストーリー
リバティ地区
2017年4月26日 • ウッジソン・オカダ
私は、ロシアの作家レフ・トルストイのこの有名な言葉「普遍的でありたいなら、自分の村を描くことから始めなさい」を常に次のように解釈してきました。読者の皆さん、世界中のすべての村を知りたいなら、まず自分の村をよく知りましょう。この場合、それを絵画に描きます。言い換えれば、自分が住んでいる村を深く知っていれば、おそらく世界の他の村、そしておそらく宇宙についても深く知るための信頼できるパラメータが得られるでしょう。おそらくこれが、ロシア人作家が示唆したように、私が今日住んでいるサン…
星
2017年3月6日 • ウッジソン・オカダ
初めてリオデジャネイロの街を訪れたとき、そこには何か少し違うものがあることに気づきました。月曜日に長期滞在したときに、私が気づいたことと親戚から聞いたことを確認しました。リオの人たちは日本人が大好きだということです。大人のカリオカではなく、子供のカリオカです。カリオキーニャスには日本人、あるいは私の場合のように日系人が見えず、すぐに興奮するということを私は証明しています。私がこの街に到着したのは――二度目ですが――まだタクシーに乗っていたとき、渋滞で止まっている私を見たとい…
ハイ!
2016年8月23日 • ウッジソン・オカダ
私はリベルダージにある自宅から 1 ブロック先にある日本食料品店に隔週で立ち寄り、寿司、醤油、豆腐、米などの基本的な商品を購入します。そしてこの場所で、私はすでに本物のアスリートである小さな女の子に会いました。私が彼女をそう呼んでいるのは、まだとても若い(3、4歳くらい)にもかかわらず、この少女はすでに驚異的な存在であり、疲れを知らず、傑出した存在であり、オリンピック選手にさえなっているからです。その日、私がそこにいた間、冗談ではなく、彼女は店の通路を20分以上走り続けたの…
マンゴー
2016年8月11日 • ウッジソン・オカダ
"マンゴー?マンゴー?マンゴー?"私の目の前で起こった光景は、とても珍しいものでした。彼女のことを理解するのに数秒かかりました。頭に大きな疑問符を浮かべた女性が私を見てこう言いました。マンゴー?マンゴー?"。その瞬間、これは自分の直感を訓練する良い機会になるだろうと気づきました。直感は、これらのものには決して「存在」していませんでした。私は仮説を立て始めました。彼女の日本語なまりと日本人的な外見にもかかわらず、私はこの女性が漫画や漫画のことを言…
ネェ?
2016年7月11日 • ウッジソン・オカダ
「ハイ」、「バンザイ」、「アリガトウ」、「ネェ」など、ブラジル人が日本人とわかると使いたがるこれらの特徴的な日本語の中で、最も一般的な言葉は「ネェ」だと思う。 なぜなら、「(値段が)高いよネェ?」、「日本人の目は細いネェ?」、「日本人、ラランジャ食べるネェ?」と、面白半分に日本人に一度も言ったことがないブラジル人はいないと思うからだ。 注釈だが、ブラジルで「日本人」とは、日本生まれの人、日系人、ハーフの人のことである。皆「日本人」なのだ。また、みかんの一種「ラランジャ」…