インタビュー
アメリカの市民権を取った理由
私のレイジネス(怠惰)からくるものです。で、グリーンカード(永住権)でずっといてもよかったんですけれども、グリーンカードも結局エクスパイア(有効期限)がきて、その都度書き換えるってことが私、面倒くさくて、シチズンシップ (市民権)を一回取ってしまえば、一回で終わるから、簡単で済むんじゃかと思ったんです。私の国籍が日本であろうと、アメリカであろうと、別にどちらかのパスポートとも持っていたら、私は別に日本人だから、アメリカ人だからっていうんじゃなくて、何かエマージェンシー (緊急)の時に両親に会わなきゃいけない時に、どっちかのパスポートがあったら、私はそれで満足です。で、自分は、私は、この国にもう家もあるし、アメリカ人の主人もいるし、自分が帰るっていうとこがもう見えなくて。ただアメリカ人になったから、自分はすごくプラウド(誇り)に思うとか、よかったとか、そうじゃなくて、自分がグリーンカードの書き換えをするのが面倒くさかったから、シチズンシップを取ったんです。そうなんです。それがほんとなんです。
日付: 2007年3月1日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: 西村 陽子
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター