インタビュー
終わることを知らない人種差別 (英語)
(英語) ジムと結婚した理由のひとつには、彼が白人だったということがもちろんあります。(白人の彼と結婚すれば)守ってもらえるだろうし、(アメリカ社会に)受け入れられるための私なりのやり方だったんです。それに生まれてくる子供たちも、私のような辛い経験をしなくてすむと思ったんです。これで子供たちが人種差別に会うことは絶対ないとね。
ところが、子供たちがティーンエイジャーになってからこんな事を聞いたんです。「(人種差別は)もちろんあったよ。ひどかったね。Chinamanとかchink(中国人の蔑称)とか呼ばれてさあ」私の子供たちがそんなふうに呼ばれてたなんて・・・私は「そうだったの、(人種差別は依然として)なくなっていないのね」と言いました。もちろん子供たちは(私たちより)ずっと意識が高くプライドも強いですからちゃんと戦うのでしょうが、私にはそのことについて何も言いませんでしたね。子供たちからその話を聞いた時はものすごくショックを受けましたし、心が痛みました。彼らも人種差別を受けたのですからね。
日付: 2005年12月27日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ジョン・エサキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター