インタビュー
父からではなく歴史の本を通して学んだ収容所(英語)
(英語) 父は収容所に入ってたんですよ。典型的な日系人の家庭だったから、収容所の話なんてほとんど聞かなかったんです。収容所のことを家で話したりしないから、父から話を聞いたというよりは、本を読んで知りましたよ。父が収容所に入ったのは10歳か12歳くらいの時だったので、幼少期の大切な部分を占めてたことになりますね。でもね、やっぱりその頃の話題にはほとんど触れないんですよね。
僕としては収容所について本で読めて良かったと思うけど、個人的な体験っていうのが重要なんだし、もっと話を聞きたいなとは思いますね。父がそのことについて話したいのかどうかも僕にはわからないし、父は怒ってる訳じゃなんだけど、父にそのことを聞くっていうのも僕には難しいことなんです。もし聞いても返事はすごく短いだろうしね(笑い)。
とにかく僕は僕なりに本を読んだりして、(父の体験の)背景にある歴史を知ったんです。今でもどうしてそんなことが起こったのか理解できないけど、それはアメリカの日系人史上かなり重要な部分を占める出来事だった訳で、それを知るっていうのは僕の務めだと思ってますよ。
日付: 2005年11月27日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ジョン・エサキ、ジャニス・タナカ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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