https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/1334/
ユダヤ系日系アメリカ人ジャーナリスト
(英語)興味深いことに、ハワイの状況はより複雑でした。私は、ハワイの人たちは一方的な判断をすることが多いと感じていて、それは、ハワイには本当にたくさんの文化があるからだと考えています。ハワイには、日本、韓国、フィリピン、ハワイ先住民、白人の文化が混在しています。 私がハワイに引っ越した頃、私は高校生だったのですが、学校で一番の人気者は日系の女の子たちでした。チアガールやホームカミングのミスコン優勝者、委員会や生徒会のトップが彼女たちでした。でも、日系の女の子たちは私を日系と認めることはなく、「違うわ、あなたは日系じゃないわ。」と言うのでした。 私は、ハパ・ハオレ(白人とのハーフ)と呼ばれました。白人の方が私を受け入れていたように思います。でも、ミックスではない日系の女の子たちが私を受け入れることはありませんでした。 私は、とても悲しくなって母に言いましたが、母は、「もうちょっと日系人らしく振舞ってみなさいよ」(笑)と言うだけでした。それで、「どうすれば日系人みたいに振舞えるの?」と聞くと、「あなたはうるさすぎるし、ものをはっきり言い過ぎるでしょ。ミュージカルはやめた方がいいんじゃない?」と言われました。そのことは、自分で何とか乗り越えましたし、私はいじめられていたわけではありません。でも、私が彼女たちに仲間意識を持つことはありませんでした。この状況は、ハワイにいる間変わりませんでした。
日付: 2013年4月4日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: パトリシア・ワキダ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
フランチェスカ・ビラーさんは、ユダヤ系の父と日系アメリカ人の母の元、ハワイで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。
ビラーさんは、調査報道ジャーナリスト、政治風刺家、作家、時事解説者として受賞歴を持ち、雑誌や本、ラジオ、テレビで活躍しています。日系とユダヤ系のバックグラウンドを持つビラーさんは、自身の興味深い背景について、内省とユーモアを込めて執筆しています。彼女の作品は、『ハフィントンポスト』、『CNN』、『ロサンゼルス・タイムス』、『ジューイッシュ・ジャーナル・オブ・ロサンゼルス』など、多くの媒体で発表されています。ビラーさんは、エドワード・R・ミュロー賞、2度のゴールデンマイク賞、優秀報道者としてプロフェッショナルジャーナリスト賞を4回受賞しています。
現在、ビラーさんは3冊の本を執筆しています。1冊目は、ハワイで結成された第442連隊戦闘団について、2冊目は、1970年代ロサンゼルスに育ったビラーさんの日系ユダヤ人としての体験をユーモラスに綴ったエッセイ集、3冊目は、ハワイ、日本、そしてユダヤ系の食べ物が、いかに家族の健康と幸せを支えているかを綴ったライフスタイルブックです。また、現在ビラーさんは全米各地のラジオ局を回り、彼女らしいユーモアあふれる切り口で、政治、ポップカルチャー、家族について語っています。(2013年8月)
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「ニッケイ」とは(英語)
第1800工兵部隊の一員。戦後本田の輸出部にて、アメリカと日本の貿易を促進(1919-2020年)