ニッケイを見いだす:詩のコラム

「ニッケイを見いだす:詩のコラム」は、文化や歴史、個人的な体験をめぐるストーリーを、多様な文章表現を通して共有するニッケイ・コミュニティのためのスペースです。過去から今に至る歴史、儀式・祭事・伝統としての食、伝統の儀礼と前提、土地・場所・コミュニティ、愛など、歴史やルーツ、アイデンティティに関わるさまざまなテーマによる幅広い形式の詩をご紹介します。

この月刊コラムの編集者として、作家、パフォーマー、詩人のトレイシー・カトウ=キリヤマさんをお招きしました。毎月第三木曜日には、詩作を始めたばかりのシニアや若者から、出版歴を持つ全米各地の詩人まで、1~2名の作品を発表します。無数の相違や共通の経験の間で織りなされる、人々の声の交差が見いだされることを願っています。

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Epicanthus

As we wish you all a wonderful dive into the heat of summer, I am excited to help celebrate the upcoming release of the Epicanthus poetry chapbook by Bloomington, Indiana-based Hiromi Yoshida. While the book’s title harkens toward a condition of obscured views, Hiromi's writing beautifully cuts right through the serpentine surroundings of her experience and that of the world beyond. The selections provided here give a sneak peek into the book’s movement and language and more importantly, Hiromi’s poetic, discerning eye on the material all around us. Enjoy!

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Hiromi Yoshida, one of Bloomington’s finest and …

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月光

11月に岡村眸子鳥の俳句をお届けできることは、私たちにとって大きな喜びです。彼の孫、マイケル・オカムラ氏(リトル東京歴史協会)に眸子鳥の俳句を紹介されて以来、私は1920年代初頭に眸子鳥が共同で立ち上げたアゴスト社へのオマージュとして、リトルトーキョーで句会を再現することを夢見てきました。今がどのような時であろうと、どのような衝突の最中にあろうと、私はこうした詩の中に素晴らしい光と慰めを見いだしています。岡村眸子鳥の俳句を(優れた写真と共に)お届けできることをとても誇らしく思います。どうぞお楽しみください!

 — トレイシー・カトウ=キリヤマ

岡村眸子鳥(本名:岡村敏行)は、1894年に鳥取…

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思慕 

今月は、松本登美子さんと松本ゲンノスケ(号:緑葉)の日本語の短歌をお楽しみください。千葉県出身の二人は、千葉で知り合い、結婚。その後、シアトルへ移り住みますますが、第二次大戦中はワイオミング州のハートマウンテン強制収容所へ収容されました。ここでは、二人の詠んだ哀歌を取り上げます。

— トレイシー・カトウ=キリヤマ

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松本登美子氏は、1900年8月30日、千葉県中野(現・君津市)生まれ。1920年代前半にシアトルに移住する。1943年から45年、ワイオミング州ハートマウンテンの強制収容所に家族と共に勾留され、ここで『加州毎日』の歌壇選者だった歌人、高柳沙水に師事し短歌を学ぶ。1955…

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短型詩 – 俳句と川柳

今月は、日系人社会、そしてリトルトーキョーで愛されているクリエイティブなコミュニティメンバーのお二人を特集し、短型詩を楽しみたいと思います。サニー関(柳名:関三脚)さんは、これまで川柳(俳句と似ているが、四季や自然より人事に重きを置く短型詩)を教え、日系人庭師の100年にわたる物語が描かれた素晴らしい川柳コレクションの編集に携わってきました。フラン・イトウさんは、ここでは俳句のご紹介はわずかですが(英語のみ)、ビジュアル・コミュニケーション(アジア・太平洋諸島系アメリカ人映像作家を支援する非営利団体)のデジタル・ヒストリー・プログラムで熱心に活動するシニア映像作家です。お楽しみください!

- トレイシー・カトウ=キリヤ…

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Retracing / Return

This month, we feature the lovely words of LA-based poets, Noriko Nakada and Garrett Kurai.  I've returned to a practice of penning letters, cards, personal messages to be sent by post or out into the ether for recipients I may never actually meet, and when I read through the words of these writers, I thought a lot of the cycle of remembrance and homage...how when we return, in writing, to our memories, we have a new conversation with the past...how there is much to be said in the process of retracing our narrative paths.  Thank you Noriko...Thank you, Garrett, for taking …

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