ブラジルで活躍する日系企業の今
パンデミックの厳しい環境の中でも事業を継続してきたブラジルの日系企業。コロナ禍も落ち着き始め、サステナビリティを目標とした新しい価値基準が求められる中、本連載では「ブラジルで活躍する日系企業の今」をご紹介する。ブラジル日本商工会議所協賛企画。『ブラジル日報』からの転載。
このシリーズのストーリー
第3回 省エネ・省資源にこだわるブラジル・エプソン社
2023年11月3日 • 大浦智子
第3回目はブラジル・エプソン社の安江威社長に話を聞いた。世界的なテクノロジーリーダーであるエプソンは、ブラジルを戦略的市場として家庭・オフィス用プリンター、テキスタイルプリンター、ビデオプロジェクターに注力している。 SDGsにマッチする「省・小・精」の技術 プリンター業界のリーダーとして世界的に知られるエプソングループは、日本のセイコーエプソン株式会社を中心に、全世界で年間約1兆円を売り上げる。 1975年に米国に販売拠点を開設した後、南米に進出し、ブラジルでは…
第2回 NSKブラジル社 ― 高品質ベアリングで顧客から信頼
2023年10月20日 • 大浦智子
連載第2回目では、NSKブラジル社(フランシスコ・アエシオ執行責任者)の片岩浩副社長に話を聞いた。 同社は1970年に設立された。敷地はサンパウロ市と近郊都市の鉄道中継点であるスザノ駅から徒歩約10分という一等地に18万㎡を有する。工場と技術センターで産業機械や自動車の軸受(ベアリング)の製造及び調査・解析を行っている。 NSK初の海外生産拠点として設立されて53年 NSKブラジル社は、日本精工株式会社の第4代社長・今里広記氏が伯国を視察し、初の海外生産拠点として…
第1回 クリーンエネルギー事業で注目集めるエコジェン社
2023年10月6日 • 大浦智子
パンデミックの厳しい環境の中でも事業を継続してきたブラジルの日系企業。コロナ禍も落ち着き始め、サステナビリティを目標とした新しい価値基準が求められる中、本連載では「ブラジルで活躍する日系企業の今」をご紹介する。 * * * * * 第一回目はエコジェン社(ルイス・カブラルCEO)の渡邉憲明副社長に話を伺った。今日のようにSDGsビジネスが取りざたされる前から時代を先取りし、クリーンエネルギー事業に着手してきた同社は、産業の基盤からブラジル社会に貢献する企業だ。 高…