ディスカバー・ニッケイ

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アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その9/9
その8>>4.『NY文藝』の意義『NY文藝』の意義の一つはこの雑誌が日系日本語文学の歴史において、東海岸で発行された唯一の文芸同人誌であったことである。 アメリカの経済と文化の中心地であるニューヨー…

山本 岩夫 • 2011年10月21日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その8/9
その7>>(3)評論.随筆カール・ヨネダが随筆と評論をあわせて9編書いているが、それらの特徴は彼の人生の回顧であり、反戦平和と反人種差別の姿勢であり、家族への愛情である。 彼は「訪日余話」(第7号)…

山本 岩夫 • 2011年10月14日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その7/9
その6>>花江マリオはニューヨークの領事館に勤め、後にペルーの領事館へ転勤している。彼の創作は7編で、他に戯曲も書いている。作品は太平洋戦争に絡むもの、一世と二世の関係を描くもの、南米の日系社会を扱…

山本 岩夫 • 2011年10月7日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その6/9
その5>>(2)創作(その2)西茂樹(本名は西岡重幸)(1916‐1989)は太平洋戦争中、アメリカ政府によって捕虜交換要員として中南米諸国から合衆国へ強制移住させられた2,262人の日本人の中の1…

山本 岩夫 • 2011年9月30日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その5/9
その4>>秋谷一郎(1909-)はクリスチャンの帰米二世である。サンフランシスコで生まれ、6歳のとき日本へ送られた。関西学院在学中、内村順也(内村鑑三の弟)、河上丈太郎(後に日本社会党委員長)、賀川…

山本 岩夫 • 2011年9月23日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その4/9
その3>>3.『NY文藝』の内容(1)創作(その1)あべよしおと秋谷一郎は『NY文藝』の編集と発行に中心的な役割を果たしたが、彼らはまた創作においても重要な存在であった。したがって、まずこの2人の作…

山本 岩夫 • 2011年9月16日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その3/9
その2>>創刊号に掲載された作品の中で創作の占める比率が圧倒的に高く、評論や随筆、詩、短歌は少ない。これが『NY文藝』の特徴で、この特徴は最後まで維持されることになる。 カール・ヨネダと三田穢土が作…

山本 岩夫 • 2011年9月9日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その2/9
その1>> 2.『NY文藝』の創刊とその後の経過 『NY文藝』は1955年に創刊され、1975年の第11号をもって終刊となった。創刊および発行の継続に中心的な役割を果たしたのが、編集兼発行人…

山本 岩夫 • 2011年9月2日


アメリカ東海岸唯一の文芸誌『NY文藝』―その1/9
はじめに 1955 年、ニューヨークで『 NY文藝』が創刊された。ロサンゼルスで『南加文藝』が創刊される10年前のことである。その第3号に「ニューヨークで発行されるアメリカ唯一の文芸同人雑誌」と…

山本 岩夫 • 2011年8月26日


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