ディスカバー・ニッケイ

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中曽根 牧子

(なかそね・まきこ)

@monakasone

山梨県出身。東京外国語大学卒。元日本経済新聞本社・ロス支局記者。リトル東京ロータリークラブ創設会長。ラカニャダ在住。ジャーナリスト。

(2019年3月 更新)


この執筆者によるストーリー

草の根「9066ミーティング」

2020年4月8日 • 中曽根 牧子

米大学フットボールの祭典「ローズボール」で有名なロサンゼルス郊外パサデナ市に住むアキミ・チングさん(76)宅で先ごろ、草の根「9066ミーティング」が開かれた。チンさんは、中国系3世と結婚した日系3世だ。内科医の頃は仕事と子育てに専念していたので、「活動家」でも何でもなかった。ところが近年、「第2次世界大戦中の日系人強制収容の歴史を後世に伝えなくてはならない」という切迫した気持ちを持つようになっていた。そこで開いたのが「9066ミーティング」だ。 「もう時間がない」という…

そこに居るだけで「日系」代表: カーピンテリア市長で三世のウェイド・ノムラさん

2019年9月6日 • 中曽根 牧子

リトル東京にある日系団体のトップとして先頭を切って日系人の地位向上に努める三世がいる中で、日系コミュニティから離れて米社会に根差した生活をしながら、「そこに居るだけで『日系』を代表している」三世も沢山いる。いや、そういう日系人の方が大多数だろう。サンタバーバラ生まれで三世のウェイド・ノムラ氏(65歳)は、その代表的存在だ。 ロスから車で北へ約一時間半ほど、サンタバーバラのすぐ南に位置するカーピンテリア市市長に、昨年12月就任した。30年近く、日系アメリカ人市民連盟(JAC…

日本が誇る魚の食文化 — 鮮度保存の裏技「活〆」普及に駆ける新一世

2019年5月15日 • 中曽根 牧子

新一世の横田清一さん(43)は、鮮度と味が断然高い「活〆(いけじめ)」という日本古来の魚の処理法でロサンゼルスの高級レストラン業界に静かなブームを引き起こしている。身寄りもない米国へ単身移住。地道に、かつ、誠実に努力した苦労が、確実に成果を上げている。 ビバリーヒルズにある名シェフ、ウルフギャング・パックの「スパゴ」、ソーテル・ジャパンタウンの代表格「あさねぼう」、サンタモニカの有名イタリアンレストラン「ジオージオ・バルディ」など、超高級レストランが得意客だ。毎週水曜日朝…

パサディナの日本庭園を守る、「二世半」

2019年3月20日 • 中曽根 牧子

知る人ぞ知る「ストーリアー・スターンズ日本庭園」。パサディナのハンティントン病院の近くにあるこの庭園は、第二次世界大戦前に南カリフォルニアの富豪たちが自宅の広大な敷地内に造ったものの中で、唯一残存する日本庭園とされている。この庭園を地道に守る「二世半」が、ドーン・イシマル・フレージャーさん(82歳)。信頼置けるボランティアであるだけでなく、同庭園を資金面でも支える一人だ。 毎週木曜日の朝8時。スウェットパンツ姿のフレージャーさんは、パサディナの元中心街(オールドタウン)に…

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