エンリケ・ミナトガワ

(Henrique Minatogawa)

ジャーナリスト・カメラマン。日系三世。祖先は沖縄、長崎、奈良出身。奈良県県費研修留学生(2007年)。ブラジルでの日本東洋文化にちなんだ様々なイベントを精力的に取材。(写真:エンリケ・ミナトガワ)

(2020年7月 更新)

 

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Celebration of International Nikkei Day in Brazil

International Nikkei Day is celebrated on June 20th. This year, due to the world situation, the celebrations took place in other formats.

In the city of São Paulo, the date was included in the official calendar of commemorative dates and events through Law 17.169/2019. According to the legal text, "with the objective of debating and encouraging the preservation of the tradition and cultural values of the Nikkei Society, so that it is possible to transmit the legacy of the pioneers of Japanese Immigration in Brazil."

The Brazilian Society of Japanese Culture and Social Assistance (Bunkyo), through the Projeto Geração (Generation Project), …

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Uchinaguchi classes preserves culture and reinforces Okinawa identity in Sao Paulo

Okinawa culture marks its presence in Sao Paulo city, Brazil, through activities and events organized by the local associations. Music, dance, and cooking are the main elements used to promote it.

These events usually attract many visitors, who gradually come into contact with words slightly different from the ones of the “Japanese language.” “Uchina”, “mensore,” and “goya” are words often heard or read in a typical event hosted by the Okinawa descendant community in Sao Paulo; they belong to "Uchinaguchi," which is, in general terms, the Okinawa dialect.

“I am Nisei. My parents knew little Japanese, let alone Portuguese; the …

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オリンピックへの道

決してあきらめない:ジェシカ・ヤマダ

2020年7月末には世界中の注目が東京オリンピックに集まるでしょう。世界中の観光客が何か月も前から旅の計画を立て、チケットやホテルを予約する一方で、もっと長い時間をかけて準備をしてきた人々もいます。数か月、数年、生涯をかける人もいるかもしれません。それは選手たちです。

ブラジルオリンピック委員会は、およそ250人の選手団の東京オリンピック出場を予測しています。

「オリンピックは4年に一度しか開催されません。たくさんの国がある中で、大きな注目が集まる開催地に選ばれるのは少数です。オリンピックは多くの選手の夢ですが、皆がその夢をかなえられるわけではありません。プロ選手としてはオリンピックの準備も日々の練習と変わりませんが、プレッシャーはずっと大きいです」と、オリンピック夏季大会に出場予定の卓球ブラジル代表、ジェシカ・ヤマダさん(29)は言います。

ジェシカさんはこれまで国内外の大会で多くのタイトルを獲得してきました。2019年7月から8月にペルーのリマで開催されたパンアメリカン競技大会では、ダブルスで銅メダルを獲得し、チームで準優勝を果たしました。

ジェシカさんはブルーナ・タカハシさんやキャロリン・クマハラさんと共にブラジル代表として2019年10月下旬に開催されたラテンアメリカ・プレオリンピック大会に出場し、ついに2020年東京五輪への出場権を獲得しました。

「他の女子選手と私の心境は異なります。彼女たちは若く、オリンピックの出場経験もあります。私は過去2回チャンスがありましたが逃しています。私はチームの最年長です!数年間夢を諦めていた時期もありました。できる限りのことをしたと思っていたのです。しかし突然チャンスが再び巡ってきて、オリンピック出場の機会を得ることができました」とジェシカさんは、出場が決まった直後、国際卓球連盟(ITTF)の公式放送で表明しました。

「学業を中断し、人生の10年から12年を卓球に費やし、オリンピックの夢を追いかけました。諦めてはいけないということを証明できたと思います。私たちは常に信じ、力強く闘わなくてはなりません。そうすればいつか結果が伴います。私にとって、それは今なのです」とジェシカさんは喜びの声を上げました。

スピーチでジェシカさんは、自分の成功には両親の力添えがあったことを強調しました。「(スポーツに関して)いつも家族の影響がありました。私の父、マルコス・ヤマダは1975年からアスリート兼コーチで卓球ファンでもあり、私は父の練習によくついて行っていました。母、ナンシー・トシエは、セミプロのバレーボール選手で、今でもコリンシアンズ(ブラジルのクラブチーム)でプレーしています」。

オリンピック出場は今回が初めてとなりますが、ジェシカさんは他の大会で来日経験があります。「世界卓球選手権に初めて出場したのが2009年の横浜大会でした。2014年大会ではセカンドディビジョンで優勝しました。13歳の時にはバタフライ卓球道場のインターンシップに3か月間参加し、日本文化から多くを学び、私の人生は変わりました」とジェシカさんは言います。

「日本のアスリートは大変な努力家で規律正しく、素晴らしい体制が整っています。ブラジルの選手には競技に対するより強い情熱があります。支援体制がなくても、すべての選手がレベルを上げるためにできる限りの努力をしています」。

「私はたくさんの日本文化を受け継いでいます。若い頃は先ほどお話したインターンシップに参加し、ブラジルでは7年間、武田俊夫さんという日本人コーチから日本スタイルの厳しい指導を受けました。規律、敬意、センパイ・コウハイ関係、計画性、チーム精神、ヤクソク、ソンケイ、ガマンという言葉は私の日常生活の一部でした」とジェシカさん。

出場資格獲得のための闘いアレシャンドレ・タニグチ

東京パラリンピックは2020年8月25日から9月6日まで開催されます。日系三世のアレシャンドレ・タグチさん(33)は車いすラグビー選手で、大会出場権の獲得を目指し、奮闘しています。

「東京大会の出場枠は8チームで、ブラジルは世界ランキング10位です。今年世界各地で開催された地区大会で既に6か国が出場権を獲得しています。来年開催されるトーナメントで残りの2枠が決まります。この種目のオリンピック出場権は前年の成績だけで決まるため、その間私たちは国際練習試合に出場し、各国チームと実際に試合をして準備をします」とアレシャンドレさん。

ラグビー選手歴10年になるアレシャンドレさんのこれまでのハイライトは、2016年のリオ五輪(8位)、2015年トロントおよび2019年リマ開催のパラパンアメリカン競技大会(リマで4位)、2011年ボゴタおよび2013年バーミンガム開催の車いすラグビー大会(バーミンガムで銅メダル)、ブラジル選手権大会(4回優勝)への出場と、車いすラグビー部門の年間最優秀パラリンピック選手に3回選ばれたことです。

「スポーツは、見るのも参加するのもずっと好きでした。車いす利用者になる前までは水泳選手でした。2006年の事故(プールに飛び込み頸椎を損傷した)後、車いすラグビーに出会いました」。

「大会では、大抵試合時間に併せて試合前のミーティングや食事の時間を設定します。ミーティングでゲームプランの話し合いをしてから車いすに乗り準備をするのですが、このプロセスにもしばらく時間がかかります。通常準備が整うのは、試合30分前です」。

ブラジル人選手と日本人選手のプレースタイルの違いについては、他のスポーツとほとんど変わらないといいます。「よく言われているように、日本人選手はより規律正しく、ブラジル人選手はより情熱的で、感情で動く傾向が強いかもしれません。自分は両方を少しずつ兼ね備えていますが、日本よりブラジルの要素の方が強いと思います」とアレシャンドレさん。

ブラジル車いすラグビーチームは2019年8月のパラパンアメリカン競技大会で4位でした。東京五輪の出場資格獲得までの道は険しいですが、実現の可能性はまだあります。最後の予選トーナメントは、2020年初めに開催されます。

未来への準備:エンゾ・アンザイ

五輪出場は長い時間を要するプロジェクトです。日本での開催はニッケイのアスリートには特別な意味があるかもしれませんが、日々のトレーニングのルーティンに従い、個々の能力に応じて準備することが重要です。

これは、17歳の日系三世のバドミントン選手、エンゾ・アンザイさんにも言えることです。「僕の目標を考えると2020年の東京大会は少し早すぎるけれど、夢の実現のために2024年パリ大会の34人枠に入れるようポイントを獲得していきたい」とエンゾさん。

エンゾさんはバドミントンを始めて6年になるプロアスリートです。「子供の頃、ラケットと羽根、ネットだけで野外練習を始めました。やり方もよくわからないまま、いつも父と練習していました。父は今でも僕のコーチの一人です。次第にテクニックや位置のとり方も上達し、トレーニング内容も改善されました」。

プレジデンテ・プルデンテ(サンパウロからおよそ547キロ)在住のアスリートは、2018年にペルーのリマで開催された南米アダルト・アンド・ユース・チャンピオンシップ(South American Adult and Youth Championships)で2つの銅メダルを獲得するなど、全国および地域の重要な大会に出場してきました。2016年のリオ五輪では、聖火ランナーを務めました。

バドミントンは、1992年のバルセロナ五輪以降、オリンピック正式種目になりました。出場資格は主に世界ランキングで決まります。上位34人の選手には出場権が約束され、招待枠で3名、開催国枠でもう1名が出場できます。

「世界ランキング34位入りを目指す選手がポイントを獲得できる世界トーナメントはいくつかあります。すべて重要な大会なので負担は倍増します」とエンゾさんは言います。

「日本で開催される大会にはまだ出場したことがありません。レベルが高いので、来年出場する予定です」。

「一般的にブラジル人選手は、試合でショットに重点を置きますが、日本選手は試合の流れをコントロールすることに力を入れます。僕自身は日本のスタイルに合っていると思います」。

 

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The work of two multicultural Nikkei tattoo artists

From about 10 years ago, tattoo has been gaining another status in Brazil. Previously, the common peception was that only gangsters had them. Today, people of various professions and backgrounds carry on the body what is increasingly accepted as a “work of art”.

“I won't deny that some people still look in a weird way. Society is evolving and understanding that it is an artistic matter. Talking with clients, I learn that some professions still do not view the tattoo positively. For example, doctors and nurses, often because of patients. The tabooish view, of prejudice, is more restricted to older …

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Little Changes in Family Celebrations

We know that many Japanese came to Brazil over 100 years ago. They brought their culture with them, which their descendants preserve, but at the same time, it has evolved over time. One part of this culture’s customs is the celebrations. So, I talked with two professionals who work in production and photography for celebrations and other events.

“I have always had, since childhood, a very big interest in sound and music. Encouraged by my mother, I attended cultural events at the Piedade kaikan [local association in Sao Paulo state], my hometown. When I started attending electronics technology school, I …

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