ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/journal/author/hayashi-kristen/

クリステン・ハヤシ

(Kristen Hayashi)


クリステン・ハヤシ博士は、全米日系人博物館のコレクションマネージャーとして常設コレクションを監督しています。彼女はパブリックヒストリーの専門家で、博物館の展示や歴史保存活動に携わってきました。ロサンゼルスのオクシデンタル大学でアメリカ研究の学士号を取得し、JETプログラムで1年間日本に滞在した後、ロサンゼルス郡立自然史博物館で働きました。自然史博物館の半常設展示「Becoming Los Angeles」のコンテンツチームの一員となったことがきっかけで、カリフォルニア大学リバーサイド校で歴史学の博士課程を修了し、この地域の豊かな歴史の研究に熱心に取り組みました。ロサンゼルスへの関心は多岐にわたりますが、彼女の博士論文「Making Home Again: Japanese American Resettlement in Post-WWII Los Angeles, 1945-1955」では、戦時中の強制収容から立ち直るために日系アメリカ人が何を必要としたかを調査しています。 JANMでの継続的な活動に加え、クリステンはリトル東京歴史協会やマコト・タイコへの参加を通じてロサンゼルスの日系アメリカ人コミュニティとのつながりを保っています。

2019年11月更新


この執筆者によるストーリー

1945年、日系アメリカ人の西海岸への帰還と再出発の課題

2021年3月26日 • クリステン・ハヤシ

1945 年 10 月下旬、キミコ・ケイミと 13 歳の息子ハロルド・「ハル」・ケイミは、アメリカの強制収容所のひとつであるワイオミング州ハートマウンテンを離れ、ロサンゼルスに戻った。1 故郷に戻ったとはいえ、彼らは以前ハリウッドで経営していた洗濯屋の隣にあった自宅を取り戻すことはできなかった。その代わりに、彼らの最終目的地は、アメリカの強制収容所から帰還する日系アメリカ人のために連邦政府が開放した一時的なトレーラー施設となった。2 人が一緒に過ごしたトレーラーは、まるで我…

サカモト-ササノ・コレクション:家族の思い出の品々に新しい意味をもたらす

2019年11月14日 • クリステン・ハヤシ

全米日系人博物館(JANM)のコレクション管理&利用部門のスタッフである私と同僚たちは、毎日のように当館の収蔵品についてさまざまな「再発見」をしています。「発見」ではなく再発見と呼ぶのは、当館の収蔵コレクションに収められた「物」にまつわる物語を知るのは私たちが初めてではないからです。コレクション管理&利用部門の仕事が、博物館の中でも最も恵まれたものだと思うのはこうした再発見の連続があるおかげです。また私たちの仕事は大きな責任が伴うものでもあります。コレクション管理&利用部門…

日本の病院:地域社会の健康維持

2017年4月7日 • マイケル・オカムラ , ビル・ワタナベ , クリステン・ハヤシ

19世紀後半から、ロサンゼルスの推進派は、この地域の太陽の光と温暖な気候を健康を求める人々にとっての地として宣伝してきた。しかし、ロサンゼルスの民族居住区の住民は、一般の病院で医療を受けることを拒否されることが多かった。日本人やその他の最近の移民グループは、出産の手助けを巡回助産婦に頼ったり、重病の治療のために往診する巡回医師に頼ったりしていた。1910 年代までには、日本からの写真花嫁が多数到着したことによる出生率の上昇と、1918 年のインフルエンザの大流行による悪影響…

ニッケイのストーリーを募集しています! 世界に広がるニッケイ人のストーリーを集めたこのジャーナルへ、コラムやエッセイ、フィクション、詩など投稿してください。 詳細はこちら
サイトのリニューアル ディスカバー・ニッケイウェブサイトがリニューアルされます。近日公開予定の新しい機能などリニューアルに関する最新情報をご覧ください。 詳細はこちら