ディスカバー・ニッケイ

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アメリカ政府への反応 (英語)

(英語)1941年12月7日の真珠湾攻撃は、その後の日系二世の人生を左右することになった最も重大な事件でした。私たち日系二世は好ましくない市民という立場におびやかされるようになり、大統領命令9066号1や選抜徴兵登録制度4C2、またその他の法令によって、国は公的に私たち日系人を敵と見なすようになった訳です。二世の中には、それを屈辱的なものととらえる人々もいました。

当時の日系人は、声を上げて自分たちの意見を主張するタイプの人々ではありませんでしたし、同様に我々二世も口を閉ざしていました。例えば、日系人の誰かがストライキやデモを行ったという話は聞いたことがありませんでしたし、何か問題があっても近しい者たちの中でのみ、「それは不公平だ」とか、「何かがなされなくては」などと自分の考えを口に出していました。また、アメリカ政府に対して兵役に志願できるよう請願書を提出したことについても、声高に主張をしたり、大きな広報活動をするような従来のやり方ではなく、口コミで人々に伝えていくうち、いつの間にか1000人以上の署名が集まったのです。

※1:当時のフランクリン・ルーズベルト大統領が大統領命令9066号に署名することにより、西海岸にいる日本人・日系人を強制収容する軍事行動を可能にした。

※2:真珠湾攻撃直後、すべての日系二世は市民権を持っているにもかかわらず、4C(適性外国人)に分類され、選抜徴兵登録制度の徴兵対象から排除された。


アメリカ 公民権 大統領令 大統領行政命令9066号 抵抗

日付: 2001年5月31日

場所: 米国、カリフォルニア州

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

ダニエル・K・イノウエ上院議員は、1924年9月7日ハワイ州ホノルルに生まれました。18歳で日本軍による真珠湾攻撃を目の当たりにし、アメリカ軍に志願し、日系人部隊の第442連隊戦闘団に配属されました。

「失われた大隊」の救出により、イノウエ議員は、青銅星章を受勲し、軍事少尉として戦地での指揮を任されます。イタリアでの激しい戦闘では、手榴弾の炸裂により右腕を失いました。その結果、イノウエ議員には、合衆国の勲章順位第2位であり、軍人の勇敢な行為に対して贈られる殊勲十字章が与えられました。

戦後、ハワイが米国の州となった1959年、イノウエ議員は、初のハワイ州選出の連邦下院議員となりました。その後、1962年には上院議員となり、以後6年ごとの議員選で当選してきました。民主党の議員のイノウエ氏は、日系人初の上下両院議員となりました。

2000年、ホワイトハウスは、イノウエ議員と他20名のアジア系退役軍人を招き、軍の最高位にあたる勲章を授与しました。第二次世界大戦からかなりの年月を経て、彼らの栄誉は、認められ、彼らにふさわしい名誉勲章が与えられました。

イノウエ上院議員は、2012年12月、88歳で亡くなりました。(2012年12月)

ジェームス・ヒラバヤシ

ゴードン(兄)から聞いた刑務所での両親の経験 (英語)

(1926 - 2012) 文化人類学者。学問として民族研究学科を設立した第1人者

ユリ・コチヤマ

白人と同じ権利を求めて(英語)

公民権運動の政治活動家(1922年-2014年)

ペギー・ニシムラ・ベイン

忠誠心の質問への返答(英語)

ワシントン州出身の二世。ツーレレイク強制収容所へ収容後、シカゴへ再転住。(1909年生)

ロレイン・バンナイ

「コレマツ対合衆国」裁判を読んで感じた怒り (英語)

弁護士(1955年生)

ロレイン・バンナイ

「コレマツ対合衆国」裁判が与えるアメリカの自由人権への脅威 (英語)

弁護士(1955年生)

デール・ミナミ

両親の強制収容について多くを知らぬまま成長 (英語)

弁護士 (1946年生)

デール・ミナミ

歴史の重要性を考える (英語)

弁護士 (1946年生)

ゴードン・ヒラバヤシ

良き息子として(英語)

大統領令9066の合憲性について抗議(1918-2012)

ゴードン・ヒラバヤシ

憲法の無視(英語)

大統領令9066の合憲性について抗議(1918-2012)

スー・エンブリー

制度の中で(英語)

コミュニティ活動家、マンザナー委員会の共同創設者(1923年 - 2006年)

スー・エンブリー

正義への戦い(英語)

コミュニティ活動家、マンザナー委員会の共同創設者(1923年 - 2006年)

ピーター・アイロンズ

強制収容を知る (英語)

戦時中の裁判の再審要求を担当した弁護士(1940年生)

バート・ナカノ

打ちのめされた誇り (英語)

政治活動家 (1928-2003年)

バート・ナカノ

大衆の力 (英語)

政治活動家 (1928-2003年)

ウィリアム・マルタニ

公民権運動への積極的参加(英語)

CWRICに関わった唯一の日系判事