ディスカバー・ニッケイ

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英国で庭師として働くことの難しさ(英語)

(英語)1984年、元妻と私はイギリスへ移住し、私はイギリスで造園業を始めました。でもそれは大きな間違いでした。イギリスでは、1年のうち働ける月が限られていたのです。冬場をしのぐため、十分な金額の貯金が必要でした。前進するのではなく、大なり小なり後退してしまう訳です。一方、南カリフォルニアで造園業を営んでいれば、年12回、毎月収入があり、いつもお金があります。でも、イギリスでは、気候のためにそうはいきません。

私は、農舎、納屋ですね、を内側から建て直す仕事をしながら、最初の2年間をしのごうとしていました。寒くて死にそうになりながら働きましたし、石工の仕事も覚えました。石工だった元妻の父から教わったのです。

イギリスで庭師の仕事をすることは勧められません。イギリスの庭師はとても尊敬されていますけどね。彼らの多くはネクタイをして働いているんですよ。


イギリス イングランド ガーデニング 庭師 農業

日付: 2005年12月1日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: ダニエル・リー

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

ルー・キタシマ氏は、ロサンゼルス出身の日系三世の庭師です。子供の頃、第2次世界大戦中に、家族と共にアリゾナ州ヒラ・リバーの収容所へ収容されました。そして戦後再び、父親が庭師として働いていたロサンゼルスに戻りました。若い頃は、空軍の戦略空軍司令部としてイギリスに駐在し、イギリス人女性と出会い結婚しました。そして任務が終了した後、キタシマ氏は妻と3人の子供と共にアメリカに帰国しました。

帰国後は、造園業に従事し、ロッド・スチュアート、シルベスター・スタローン、アン・マーガレットなど有名人から仕事を受け、「スターご用達の庭師」として知られるようになりました。その後、家族とイギリスに渡り造園業を始めますが、のちに家族をイギリスに残してアメリカに戻りました。

キタシマ氏はロサンゼルスで造園業を再開し、2003年に引退するまでの17年間、ウエスト・ロサンゼルス・カレッジの庭師の責任者を務めました。そして今でも、活動的でいるためにと顧客を何人か持ち、働き続けています。(2007年7月7日)

マサオ・コダニ

日系アメリカ人の庭師ダンス(英語)

ロサンゼルスの洗心仏教寺の開教使・緊那羅(きんなら)太鼓の共同創始者。

PJ・ヒラバヤシ

イギリスの太鼓グループ:グローバル太鼓コミュニティの形成(英語)

サンノゼ太鼓の共同設立者・製作監督

ハルノリ・オダ

造園業から園芸場経営へ(英語)

新一世実業家 (1927-2016年)

高塩 明

ボーディングハウスでの荒れた生活

新一世、居酒屋と割烹のレストラン「本多屋」の社長