(英語) 日本はロサンゼルスより少し寒いので、それは調節しなければいけない点ですね。それから湿度は、日本の方がロサンゼルスより高いです。ロサンゼルスはもう少し乾燥しています。だから盆栽が、ロサンゼルスの乾燥した湿度に馴染むよう、どうすればいいか考えなければいけないんですね。気候を変えることはできませんから、(使う)木を変えなければいけないんです。日本の湿度に合う種類の松もあれば、ロサンゼルの湿度に合う松もあるんですね。そのようにして、違う種類の木を使うんです。気候を変えることはできませんから。使う木を変えて、その土地の気候と同調するようにするんです。
(手元の文書を読む)
ああ、それから、土と水も違いますね。木が違うので、土や水もここで使う木に合わせたものを使います。だからもちろん、土や水はここで調達できますよね。僕は、日本の土や水を意識することはありません。必要なのは、自分が住む土地の素材なので、地元の土と水を使う訳です。そうすると木が枯れることもありません。
日付: 2004年2月4日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ダニエル・リー
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター