(英語) 日本の人達は『ジャイアント・ロボット』をデザインとか文化を取り上げるアメリカの雑誌として捉えていたと思います。アジア系アメリカ人の雑誌であるとか、僕のことをアジア系アメリカ人として見るんじゃなくてね。それって良いことだと思うんです。なぜかって、長い間日本では、なんて言うかなぁ、日系アメリカ人のことを蔑視するというか、とにかく僕が日系じゃないアメリカ人と同じようには尊重されてないような風潮があったと思うんですよ。でも日本に居る僕の友達が言うには、『ジャイアント・ロボット』のような雑誌は、アジア系アメリカ人もポップカルチャーの大枠を担っていて、一般的な意味でのアメリカ文化に貢献してるんだってことを、日本人が理解する助けになってるって。アジア系アメリカ人も重要な役割を担ってて、マルボロ・マンに象徴されるような文化だけじゃないってね。そういう意味で、その友達が言ってたことは核心を突いてたよね。僕はいつもアジア系アメリカ人は一般的に言って、アジア人から見過ごされてるって感じてたから、僕も『ジャイアント・ロボット』を通して一役担えて嬉しいですよ。
日付: 2005年11月27日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジョン・エサキ、ジャニス・タナカ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター