難しい問題だなと思います。あの、入ってきて、日本に来て、働いて、その人たちが本当に満足してるんならいいし、それからそういう人たちを本当にもっと受け入れるだけのその社会状況を、政府が作り上げていかなきゃなんないということをよく認識しているならいいんですけれども。あの、今の状況を見てると、なんかちょっとちぐはぐな気がしないでもないですね。労働力が必要だからってそれを歓迎する人たちと、それからやっぱり、そのいろんな問題が起きるわけですよね。日系人がたくさん住んでいるところの市長さんなんか、とても苦労しているようなことをいろんなところで発言したり、これだけ努力したけれどもなかなかうまくゆかないとかね。それからやっぱり、その住んでいる人たちが色々とその文化的な変化があったことに対して抵抗があるとかね。
そういう、その本当にそれこそこう進度が一致していないのを見るとね、アメリカっていうのは本当に長い時間かけてその辺を一生懸命調整しながら来たわけですよね。その中に巻き込まれた人たち、大変な思いをしながらね。だからそれを思えば、日本の場合はもっと時間をかけて解決していかないと。急いで解決しようと思うとね、もっと大変なことになるんじゃないかっていうのが、素人の観測ですね。あまり調べてはいないんですけど。
日付: 2005年10月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アン・カネコ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター