ディスカバー・ニッケイ

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インタビュー

ミツオ・イトウ

日系カナダ人二世。戦後日本で英国軍の通訳者。日系カナダ人コミュニティで活躍(1924年生)

広島で英国軍に従事(英語)

(英語) 私が広島に着いた当時、日本の鉄道の駅の隣にはたいてい警察署がありました。そこには警察官が常駐していたんですね。私は交番に行って、「イギリス軍はどこに駐在していますか?」と尋ねたんです。そしたら「その列車に乗って、呉行きに乗りなさい。海田市で降りると軍キャンプがあるから、そこなら何か仕事があるかもしれない」と教えてくれました。 私は呉行きに乗り込み、海田市の駅で降りました。そして駅の傍の交番で、軍キャンプはどこか尋ねましたら、すぐそこにあると言うので行ってみたんですね。そこには兵士が守衛として立っていて、「どうしました?」と話しかけてきたので、「仕事を探しているんです」と言いました。 そしたら人事担当の人を呼んできてくれたんですね。人事の人が、英語は話せるのかと聞くので、「話せる」と答えると、出身地を尋ねてきました。カナダのミッションだと答えると、その人は私の顔を見て、「私もミッション出身だ」と言ったんです。それで、「私はイトウといいます」と名乗ったら、彼は私達一家を知っていたんですよ。そして彼は私に仕事をくれました。


戦後 第二次世界大戦 言語学者 通訳

日付: 2005年3月23日

場所: カナダ、トロント

インタビュアー: マリー・イトウ

提供: 世代-日系カナダ人レガシープロジェクト日系文化会館

語り手のプロフィール

ミツオ(ミツ)・イトウ氏は二世の日系カナダ人男性。1924年8月20日カナダのブリティッシュコロンビア州ミッションに生まれました。ミッションで生まれ育った彼は、家の農場を手伝いながら学校へ通っていましたが、製材工場や砂糖大根農場で働くのをきっかけに家を出ます。戦後は日本へ移住し、(日本へ駐屯していた)英国軍隊で通訳として働き、その後結婚しました。1950年代にトロントへ戻り、二人の息子を育てました。現在はトロントの日系カナダ人のコミュニティーに積極的に活動し、慈善事業にも従事しています。(2005年3月23日)

*全インタビューはDenshō: The Japanese American Legacy Projectにて見ることができます。

リチャード・コサキ

第2次大戦後の東京(英語)

ハワイ出身の政治学者・教育者(1924年生)

ローズ・クツカケ

スロカン収容所後の生活(英語)

第二次大戦中にスロカンに収容。日系カナダ人コミュニティのアクティブメンバー (1918-2004)

シズコ・カドグチ

東へ移住か渡日かの選択(英語)

日系カナダ人二世。池坊トロント支部を設立。(1920年生)

アルフレド・カトウ

戦後リマでの体験談(スペイン語)

ジャーナリスト(1937生)

アルフレド・カトウ

日本人に対するステレオタイプ: 昔と今(スペイン語)

ジャーナリスト(1937生)

ビル・ハシズメ

カナダ人ゆえに解雇(英語)

1952年まで日本からカナダへ帰国できなかった二世の日系カナダ人(1922年生)

木下正夫

『負け組み 』-日本敗戦認識運動

負け組みの主要メンバー

二宮 正人

子供の頃から父の通訳を務める

サンパウロ大学法学部博士教授、弁護士、翻訳家(1948年生)