インタビュー
日系人ゆえに通信兵に
今までの経緯から見ると日系人は信用されているわけですよ。で、アルゼンチン社会では我々はハポネスとか。ハポネスの位置付けになっているとは言え、基本的には信用度は高い。ですので僕の直属の上官はまだ若い、まだ卒業したばかりの陸軍、准尉でしたので、彼の側近というか兵士となってですね、通信関係を担当しました。
通信というのは今と違って非常にこう大きい箱物みたいなもので7キロくらいの重さがあるわけですね。そこにバッテリーじゃなく電池が12個くらい入っているわけです。それを管理して本部との通信を担当してくれと。通信というのは一部暗号化したものもあるわけですね。そういうのも全部記憶しろと。日系人というか「ハポネスたちは頭がいいのだ」そして「記憶力がいいのだから、お前なら大丈夫だろ」と言われてですね、とにかく色々なものを暗記させられましたね。
日付: 2019年9月22日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: 西村 陽子
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター