(英語)賢くて努力家だと思われても、弁護士が他の弁護士を見る時、残念ながら私たちは寡黙過ぎるというステレオタイプから雇用を躊躇されるのです。「部屋の隅に置いておけば一生懸命働いてくれるだろう」などと思われているのだろうと以前は思っていました。でも、自己主張が十分ではないとか、雄弁さが足りないなどと思われれば、弁護士として入り口にすら立つことができないのです。私はたくさんの女性たちの模擬面接指導をしているのですが、雇用主はそういうことを懸念しているのだから会話を持続させなくてはならないし、十分に雄弁であると納得させなくてはならないといつも伝えています。
私たちの中にも、「自分の話すことには価値がない」という意識があるのです。私はいつも母に、「あなたが声を上げたことがすごく恥ずかしかった。控えるべきだったのに」と言われていました。私の母自身、率直にものを言うタイプだったにも関わらず、私たちはそう教えられました。ですからそれを乗り越え、必要な時には声を上げてもいいし自分たちも権力者とコミュニケーションをとることができるという意識を獲得することは、アジア系アメリカ人全体に言えることですが、特に多くのアジア系アメリカ人女性が学ばなくてはならない教訓です。
日付: 2019年7月11日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ケイラ・タナカ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター; Japanese American Bar Association