(英語)母はジェロームの高校を卒業し、卒業生代表として卒業式でスピーチをしました。このことは母から直接聞いたわけではなく、論文を書くのにリサーチをしていたときにアーカンソー大学の保存記録にあった掲載を通して発見しました。彼女のスピーチがあったのですが、最後の二文がちぎれてなくなっていました。とりあえず、そのスピーチのコピーを手に入れ、毎週日曜日の母との夕食の機会に母に見せました。「お母さんのスピーチだよ」と言って母に渡すと、母はまだそれが残っていたことに驚いていました。スピーチの内容は愛国心に溢れており、素晴らしいスピーチでした。私は母に、最後の消えた二行には何が書いてあったのか覚えているか聞いてみました。すると母は笑いだし、「冗談でしょう?」と言いました。彼女は覚えていませんでした。夕食が終わると、母は「もしかしたら手がかりになるものがあるかもしれない」と言いました。翌週また母と夕食をとりました。そのことには何も触れず、母を家まで送ったとき、母が車から降りる際に「はい、見つけたよ。これあげるから」といい、3x15サイズのノートカードに書いた彼女のスピーチの原文を私に手渡してくくれました。
日付: 2018年4月25日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジョン・エサキ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター