ディスカバー・ニッケイ

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海兵隊における人種の対立(英語)

(英語)軍務は多くのものを私に経験させてくれました。軍に入隊することで、全国から集まる人々の中に入ったのですから。初めて多くの南部出身の人たちにも会いました。私の部隊にはたくさんの南部出身者、黒人と白人を含めたディープサウス出身者がいました。多くの激しい人種の敵対や喧嘩があったのを覚えています。南部出身の白人のほとんどが、黒人と同等のように思われることを嫌がったからです。そのため両者間は大変緊迫した関係にありました。私はそれに気づいて、学ぶことができました。軍では、有益で、学ぶべき人生の教訓がたくさんあります。例えば、後年人々が持つ肌の色への考え方とかですね。


敵意 アメリカ南部 米国海兵隊

日付: 2014年7月2日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: 加藤 さくら

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター; Japanese American Bar Association

語り手のプロフィール

カリフォルニア州サンタマリアで生まれる。アツシ・ウォーレス・タシマ判事は、日系アメリカ人としては始めて、アジア系アメリカ人としては3人目の連邦控訴裁判官となった。タシマ氏は移民の一世のもとに生まれ、幼少期の3年間をアリゾナ州ポストンにある強制収容所で過ごす。タシマ氏が1958年にハーバード大学法科大学院に入学したとき、ハーバードにいたアジア系アメリカ人は4名だけであった。その後も、タシマ氏は連邦判事として34年の長い経歴をリードし続けてきた。1980年、カーター大統領によってカリフォルニアの中心地区連邦地方裁判所判事に任命。合衆国連邦地方裁判所に15年務めた後、クリントン大統領がタシマ氏を、ウエストコーストの九つの州を管轄する第九巡回区連邦控訴裁判所に昇進させた。2004年、タシマ氏はシニアの地位となり、現在カリフォルニア州パサデナにある第9巡回パサデナ裁判所にて判事を務めている。(2014年8月)